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住友理工の4~12月期 円高で減収も営業益は1割増加

2017年01月31日

ゴムタイムス社


 住友理工の2017年3月期第3四半期連結決算は、売上高が3084億3500万円で前年同期比2・5%減、営業利益は95億3000万円で同9・5%増、税引前利益は95億6800万円で同15・5%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は41億8100万円で同291・1%増となった。

 売上高については販売量は増加したものの、海外事業の為替換算の影響で減収。営業利益は前期にダイテック社で構造改善費用を計上したこともあり増益となった。

 自動車用品については、国内市場はカーメーカーの生産台数増加に伴い、生産・販売ともに回復傾向にあった。

 海外市場は北米や中国などで自動車販売台数が好調なこともあって、販売量は前年同期を上回り、着実な成長を維持した。

 しかし、主要市場がある米州・欧州・アジアともに円高による為替換算の影響が大きく、売上高は前年同期実績を下回った。

 これらの結果、外部顧客への売上高は2642億8500万円で同3・9%減。営業利益は販売量の増加と、これまでに実施した子会社の構造改革効果などが寄与したことで、為替影響はあったものの、88億1100万円で同13・3%増となった。

 一般産業用品は、住環境・健康介護分野では国内の住宅市場での需要増加を受け、地震対策用制震ダンパーが売上増加に寄与した。

 また、インフラ分野では鉄道車両用防振ゴムが国内外で堅調に推移。建設・土木機械向け高圧ホースは、中国の公共事業の復調により、販売量の回復が進んだ。

 一方、エレクトロニクス分野では、プリンター向け機能部品が市場低迷を受け、前年同期の実績を下回った。

 以上の結果、外部顧客への売上高は441億5000万円で同6・4%増、営業利益は産業用ホース事業の再編に伴うコスト増加などが影響し、7億1900万円で同22・1%減となった。

 通期の連結業績予想については、当初見通しを下方修正した前回予想から変更なく、売上高が4000億円で前期比5・8%減、営業利益は120億円で同6・7%減、税引前利益は110億円で同7・5%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は45億円で同55・1%増を見込んでいる。

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