FOOMA JAPAN 2013が盛況㊦

2013年06月24日

ゴムタイムス社

  食品工業界最大の総合トレードショー「FOOMA JAPAN 2013 国際食品工業展」(日本食品工業会主催)が11日から14 日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された。本紙では先週号に引き続き、食品産業に貢献するゴム・樹脂関連企業を紹介する。

  〈日進ゴム〉

 厨房シューズや衛生長靴、軽作業シューズなどを出品した。
 ハイパーVソールは、高い耐滑性能を有すワーク用シューズ。水・油・石鹸水等で濡れた路面上で効果を発揮する・ブースでは、グリセリンを塗布した斜面にハイパーVソールと普通の靴を履いて立つことにより、滑性能を訴求した。

〈トヨックス〉 

 トヨックスは、衛生管理・コストダウンを徹底したいあなたへと題し、ユーザーが求めるコストダウンを実現する7つの急所を大型パネルで表示し、それぞれ対象となる製品群の展示を行うことで分かりやすく訴求した。
 7項目のテーマは品質保持、法規制、設備トラブル、作業標準化、HACCP対応、衛生管理、BCP対策で、各項目についての課題、それに対する解決策を明示した。
 食品や健康に害のない安全なホースとして食品衛生法各種適合ホース、折れ、つぶれに強い金属コイル補強の保形ホース、漏れ・抜け防止継手として袋ナット式継手など、各種ホースと継手を組み合わせた耐震セットなどを提案した。

〈フジトク〉

 食品産業向けステンレスサニタリー製品のうち、エンドユーザーから定評の商品群を展示した。
 食品・医療用ホースシリーズのゼットサニタリーシリーズ、精密フィルター「PETフィルター」、パッキンを使わないヘルール継手「スパッキー」などを紹介した。スパッキーはパッキン不要のヘルール継手で、パッキンレスのため、接合・洗浄等の作業効率が向上し、パッキンの損耗によるコンタミ、匂いなどのトラブルを解消することができる。
 
 〈東拓工業〉

 同展に初出展した東拓工業では、ブース正面のホースを折り曲げて展示したり、ホース内にブラックライトを点滅させ配置するなど、工夫を凝らしたブース作りをした。 食品用途の「TACエコライン」、エコラインに耐熱性を向上させた「TACエコライン耐するためストレート形状になっているのが特徴の
「TACエコライン用しめTAC」などを紹介した。
 その他にも、屈曲耐久性が非常に優れる「TACエコダクト」、また、安全と使いやすさがコンセプトの「TACフルオロ」は、耐薬品性に優れ、撥水性にも優れているため洗浄が容易などの特徴がある。同時にパネル展示で多くの食品用ホースを展示した。

 〈宇都宮製作〉

 「ワンランク上の快適性と安全性でしっかりサポート」をコンセプトに、衛生業界で高い実績と豊富なノウハウを持つ同社とSUNPEXと共同出展。訪問者が商品を見やすいようにブース作りを工夫した。今展示会で新製品の電石用心帽を紹介。同商品は電石帽の洗濯耐久性とかぶりやすさを実現した。また表情が映える透明マスク「シンガースーパーシールド」も紹介。同商品の特長は表情が見え、自然に会話ができ、息苦しさを・暑苦しさを解消した点。シールドを洗って繰り返し使用もできる。

 〈NOK〉

 同社グループとして、同社、NOKクリューバー、バルコムなど3グループで出展した。NOKクリューバーは「食品機械用グリース・オイル」をテーマにクリューバー食品機械用潤滑剤を紹介。
またバルコムは「安全、安心な構造のサニタリ圧力センサ」をメインにサニタリ圧力センサなどを展示。ブースでは同社グループの製品がどの場所に使用されているかがわかるようにパネル展示も行った。

〈ナンシン〉

 食品製造・加工業のユーザーの向けて、工場備品の省力機器を中心とした物流機器であるアルミ製ドーリー、ステンレス製高脚タイプドーリー、および関連製品を幅広く紹介。ブースでは、実際に訪問者が同社製品を手に取って見てもらうために、「台車一丁目商店街」というテーマで親しみやすいブース作りを展開した。

〈久保商会〉

 同社は日本総代理店であるコンベヤベルトの両端をつなげるための金属フックとそれをベルトに打ち込む機械のメーカーであるFLEXCOの機械「オールインワンエンドレスプレス」等紹介。従来の熱溶着作業を女性でも簡単にできる機械 NOVITOOLの実演をすることでユーザーに機械の操作性、効率性を訴求した。

〈三友工業〉

 ユーザーから好評を博しているスーパーイタサンシリーズでマイコン式自動魚切身機「匠身」を展示。同製品は今回初披露で販売を開始する。同機械はタッチパネルで切り身を測定、自動軽量、カメラが魚体計測、カッターで連続切断、コンベアで排出するという工程で操作性をシンプルにすることを実現。同機械の性能を訪問者に理解してもらうために、実演を行うなどして同機械をPRした。

 

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