旭化成ケミ 中国合弁会社の株式を譲受

2013年06月11日

ゴムタイムス社

 旭化成ケミカルズは10日、DuPont China Holding Co.,Ltd.(デュポン)より、中国におけるポリアセタールの製造・販売合弁会社「杜邦―旭化成ポリアセタール(張家港)有限公司」(ADZ)のデュポン持分全株式(50%)を譲り受けることを決定したと発表した。
 これを受け、同社とデュポンは、速やかに中国政府の承認取得等必要な手続き、及び取引先への説明を開始する。なお、譲り受けの時期や会社名称等の詳細については、承認取得後正式決定する予定。
 ADZは、同社とデュポンの合弁会社として、2004年より中国でのポリアセタール・コポリマーの製造および販売を展開し、拡大を続ける中国のポリアセタール需要に対応するための事業運営を行っている。一方同社では、機能樹脂事業をアジア拡大事業と位置付け、差別化グレード開発による用途開拓力を武器に、リーディングポジションを獲得する戦略を推進している。この戦略に基づき、ADZの事業運営においても差別化グレードの投入等による生産基盤の拡充と収益の向上を目指し、これまでデュポンとの間で協議を行なってきたが、最終的にデュポンの全持分を譲り受けることで合意に至ったとしている。
 ポリアセタールは他樹脂からの代替が難しいことから独自の市場を形成しており、今後も中国をはじめアジアで自動車向けを中心に需要の伸びが見込まれている。同社は世界唯一のホモポリマーとコポリマー併産メーカーとして、今回の譲り受けにより、差別化グレードの製造・販売体制を強化し、中国をはじめとするアジアでの一層の事業拡大を目指す方針。

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