【ホース特集】 ニッタ 工作機械向けに拡販

2012年04月02日

ゴムタイムス社

 LF70 低圧用樹脂ホースを拡充

 ㈱ニッタは中期経営計画「中計0911」の最終年度にあたる今期は25億円の積極投資を行い、国内外の生産能力の増強、設備更新を図る。
 高圧樹脂ホースについては、建設機械向けホースの需要増大に対応し、名張工場及び中国常州工場での生産能力増強に着手した。また、成長著しいインド市場でも積極的な展開を検討している。
 同社の12年3月期第2四半期連結決算は、売上高274億8500万円、前年同期比10・2%増、営業利益12億1200万円、同109・3%増、経常利益34億5700万円、同29・8%増の増収大幅増益となり、四半期純利益は31億1900万円、同29・1%増となった。
 油圧ホースは、建設機械向けの旺盛な需要により好調に推移、出荷額は2ケタ増となっている。一方、チューブ類については、期初は前期からの半導体関連需要の好調から順調なスタートだったが、夏場以降、需要が急激に落ち込み、下期は先行き不透明感が強まりつつある。
 ホース製品の生産拠点は、国内では名張工場、海外では中国(常州、広州)、韓国に有する。中国での建設機械の生産拡大を背景に、下期に常州で能力増強を行う。油圧ホースはこれまで日系建機メーカーへの供給が中心だったが、能力増強に伴い、技術力の優れたローカルメーカーとの取引も視野に入れている。
 「油圧ホースは建機のOE分野でシェアを伸ばし、チューブ製品は小回りを利かしてユーザーにきめ細かく対応、半導体・液晶分野において特殊な製品ニーズを拾い上げて製品開発に結びつけていきたい」とする。
 国内での拡販戦略では、低圧用樹脂ホース「LF70」のシリーズ拡大を行った。工作機械マーケットの市場調査を進めた結果、同シリーズの市場優位性を確認、新たに「08」サイズを追加して市場投入した。新商品は軽量性に加え、より柔軟性が向上しており、主として工作機械の配管用途として売り込む。また、同時に海外市場での販売にも注力する。(2011年12月5日紙面掲載)