入社式の中止・見直し相次ぐ 各社が新型コロナ対策

2020年03月30日

ゴムタイムス社

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ゴム・樹脂各社は4月1日に予定していた入社式の開催を見直し、今年は多くの企業がウェブなどを活用する方式を採用する。新人研修でも各社が感染対策に万全を期している。
 ブリヂストンは、入社式を延期し、総合職の新入社員131人への研修では、集合研修を当面見合わせ、ウェブを活用することにしている。
 住友ゴム工業は、入社式を中止し、約80人の新入社員は4月1日は神戸市の本社と兵庫県三田市の中央研修所に分散して出社し、事前に収録した社長メッセージを視聴する。その後の事業案内や安全に関する講義も映像を活用して実施する。
 横浜ゴムは、入社式を中止し、事務系18人、技術系38人、技能系64人の計120人の新入社員に対し、研修施設である湘南セミナーハウスで人事部長が辞令の手交と社長訓示の代読を行う。また、新人研修では、集団での研修は実施せず、eラーニングなどの活用を検討している。
 TOYO TIREは、集合形式の入社式を中止し、37人の新入社員に対しては人事部長による辞令手交のみが実施される。同社では、入社式の代わりに、事態の収束を見極めた後に歓迎式を実施することにしている。
 JSRは、入社式を実施するが、125人の新入社員は複数の研修会場に分かれて出席し、社長訓示はテレビ会議システムを活用して遠隔で実施する。新人研修も、少人数のグループに分かれてテレビ会議システムを使って行い、多数の新入社員が集まる機会を減らす。
 日本ゼオンは、入社式を実施するが、56人の新入社員は在宅でオンラインで出席する。辞令交付や社長祝辞もオンラインで実施する。入社後の研修も、当面の間は在宅でオンラインにより実施することにしている。
 三井化学は、入社式を中止し、社長メッセージをウェブを通じて動画配信する。82人の新入社員については、集合研修は実施せず、ウェブを通じた講座配信や個別学習を実施する。また、工場配属者以外は工場での交替勤務学習を延期または中止する。
 宇部興産は、集合形式での入社式を中止し、127人の新入社員は各配属部署でテレビ会議システムにより社長訓示を視聴する。辞令の交付も各部署にて実施する。新入社員の集合研修は実施せず、テレビ会議システムを用いて座学で聴講する方式で研修を行う。
 住友化学は、222人の新入社員が10ヵ所程度の事業所に分散する形で入社式を実施する。社長と会長の講話は各事業所に生中継で配信する。新人研修は、項目を絞り込み例年3週間行う研修を3日に短縮して実施する。
 東ソーは、入社式をウェブ配信の形式で実施し、総合職の119人の新入社員は各自が自宅で社長訓示などを視聴する。辞令の手交は後日新入社員が集合した際に実施する。また、新人研修では、集合研修の開始を延期し、当面は新入社員が自宅待機しウェブ配信される事業部門の説明などを視聴する。集合研修を実施する際は、消毒液の設置やマスク着用、毎朝の検温義務などの対策を講じる。
 三菱ケミカルホールディングスは、ウェブ形式で入社式を開催する。新入社員222人に事前にタブレット端末を配布し、集合研修用に手配していたホテルの個室で視聴してもらう。社長訓示や配属先の伝達もウェブ形式の入社式の中で行う。また、入社式後約1週間開催予定だった集合形式での導入研修も、タブレット端末を活用したウェブ形式に変更して行う。
 東海カーボンは、入社式を予定通り実施するが、大学卒の24人の新入社員への社長訓示を一定の距離を取って行うなど十分に配慮する。新人研修では、外部での体験学習は中止し、座学では席を一定間隔空けるとともにアルコール消毒とマスク着用を奨励する。

 

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