ブリヂストン フランクフルト国際モーターショーに出展

2015年09月07日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは9月4日、ドイツのフランクフルトで9月15日~27日の期間開催される「フランクフルト国際モーターショー2015」に出展すると発表した。

 今回のブースでは、同社グループが取り組む「イノベーションで一人ひとりを支える」をテーマとして、「イノベーティブな世界観」と「心地よい、おもてなし空間」をベースに、「環境」「安全・安心」「ワクワク」「プレミアム」のメッセージの下、3つのエリアに分けて同社グループの製品や技術を紹介する。

 技術イノベーションゾーンでは、これまでのタイヤとは全く異なる狭幅化によって空気抵抗を低減し、大径化により転がり抵抗を大幅に低減する同社独自の低燃費タイヤ技術「オロジック」を搭載した「エコピア・ウィズ・オロジック」を装着し、世界的なソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2013」に参戦したマシンをはじめ、「ランフラットテクノロジー採用タイヤ」、「エアフリーコンセプト」など同社の技術イノベーションを代表する製品・技術を展示する。

 プレミアムカテゴリー製品ブランドゾーンでは、同社のグローバルプレミアムブランドであるポテンザ、トランザの代表的な製品を展示する。また「ポテンザ・レーシング・タイヤ」を装着し「ニュルブルクリンク24 時間耐久レース」に出走した車両レクサスLFAも展示。

 ファイアストーンブランドゾーンでは、「ファイアストーン」ブランドのヒストリーや同社グループが独占してタイヤ供給を行っているインディ・カーレース展示用車両などを展示。

 同社は、来場者には今回のモーターショーを通して、同社グループの考える「イノベーション」を実感してほしいとしている。

 同社ブースの主な展示内容として、「エコピア・ウィズ・オロジック」は、これまでのタイヤとは全く異なる狭幅・大径サイズのタイヤ。タイヤの大径化により接地部分の変形を抑制し、車両の燃費向上に関わる転がり抵抗を低減するとともに、狭幅化により走行時の空気抵抗も低減している。更に、タイヤ進行方向に長い接地形状と専用パタンやコンパウンドを組み合わせることで、ウェット路面やドライ路面での高いグリップ性能も確保している。展示タイヤはエコピアEP500オロジック、展示車両は「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2013」に参戦した工学院大学のソーラーカー。

 「エアフリーコンセプト」では、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークが荷重を支えることで、空気の充てんが不要となり、省メンテナンス性に優れるとともに、パンクの心配が無くなる。またタイヤトレッド部のゴムを含め、リサイクル可能な材料を使用し、資源の効率的な活用に貢献する。さらに独自技術により優れた低転がり抵抗性能を追求し、CO2排出量削減にも寄与することで、環境面と安全面において、より高次元でのサポートができるとしている。展示タイヤはエアフリーコンセプトタイヤ。

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