気球製作所が120周年迎える

2014年06月09日

ゴムタイムス社

 株式会社気球製作所は6月1日、創業120周年を迎えた。
 同社は気象観測用のゴム気球を製造している気球メーカー。

 同社の歴史は古く、創業は1894年。山田猪三郎氏が高輪で救命浮き輪の製造を開始したのが始まり。1896年に日本式係留気球を製作、1910年に山田式飛行船を発明製作、国内最初の飛行記録を樹立した。

 その後、1915年にはアドバルーンの元祖となる係留気球を利用して空中広告を考案実用化した。1971年には、ゴム気球の高性能化をはかり「COSMOPRENE」と命名、世界各国に販路を拡大。2002年にディスプレイ、イベント用カラーバルーンを開発と歴史を刻んできた。

 同社豊間清社長は「曾祖父山田猪三郎氏の社会の役に立つ物を作るという精神を引き継いでいきたい。天気予報には欠かすことができない気球を製作することにより、社会に役に立っている思いがある。今後も社員一同、供給責任を果たしていきたい」としている。

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