バンドー化学 創立108周年記念式典を実施

2014年04月15日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は4月14日、午前9時00分から創立108周年記念式典を実施した。
 式典には、吉井社長をはじめとする役員、従業員が出席し、式典の冒頭に吉井社長が「本日、皆さんとともに、創立108 周年の記念すべき日を迎えられたことは大きな喜びです。まずはバンドーグループの従業員の皆さんや日頃、皆さんを支えておられるご家族をはじめ、関係先の方々の日頃のご協力に深く感謝いたします。
 創立記念日は会社の来し方を振り返り、行く末を考える良い機会だと思います。当社は、1906年に阪東直三郎氏が発明した木綿調帯という技術の企業化を目指した今でいうベンチャー企業です。西洋化、近代化、工業化の熱気に包まれた時代の中で、当社は1921年にコンベヤベルト、1931年にもみすりロール、1932年にVベルトなど、次々に製品開発を続け、現在の事業の形を作ってきました。また当社の海外展開の歩みは、1969年にアメリカのシカゴとドイツのデュッセルドルフの駐在員事務所の開設に始まり、1978年にはアメリカ、ドイツに拠点を設立しフィリピン、マレーシアの拠点への出資を行うなど、1年の間に数多くの海外拠点設立を実現しています。これらに共通するのは、先輩方の「実行力」です。
 私は、2014年度を「実行の年」にしたいと考えています。当社が昨年度から取り組んでいる中期経営計画Breakthroughs for the future(BF―1)の主要戦略はアジア事業の強化と、新製品・新事業の開発です。アジア事業については、成長が期待されるアセアンの主要6ヵ国には先輩方が既に活動の足場を築いており、今度は私たちが既存拠点を土台に飛躍するための打ち手を「実行」する番です。製品開発についても、木綿ベルトから始まり、沢山の製品を開発してきました。製品開発の面においても、2014年は「実行の年」にしたい。多くの製品を製品化し、市場に出して、市場の評価を受けながら製品を磨き上げていくという好循環を作り出していきたいと考えています。当社の創業期や発展期に全従業員が自分の役割を徹底して実行した熱気を思い描き、諸先輩方に感謝するとともに、未来の飛躍に向かって新しい私たちの一歩を踏み出しましょう。2014年度は、グループ全員が一丸となって2017年度のBF―1のゴールに向けた成長軌道に乗った年と言えるようになることを祈念し、創立108周年記念の挨拶といたします」とメッセージを送った。
 なお、式典にあわせて、「社長特別表彰」や永年勤続従業員への「リフレッシュ・ファンド」等の表彰も行われた。

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