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クラレ LED照明向賦形フィルム「レジェンダ」展開

2014年04月14日

ゴムタイムス社

 クラレは4月10日、LED照明などに好適な賦形フィルム「レジェンダ」を開発したと発表した。
 賦形フィルムとは、フィルム上に微細パターンを形成した部材のこと。「点光源」のLEDで多彩な光の演出を生み出せることから、意匠性が求められるデザイン照明をはじめ、人目を惹く光の演出が効果的なアミューズメント、玩具など今後様々な分野への展開が期待される。
 同商品は、同社独自のマスタリング(原盤製作)技術を駆使した金属型(スタンパ)を作製し、基材フィルム上に塗布したUV硬化性樹脂を硬化し、複雑で精密な微細パターンを形成した賦形フィルム。均一性のある半球、三角錐、四角錐、楕円体、円柱などの微細パターンをミクロンオーダーで成形できる。
 フィルムの背面にLEDを配置すると、微細パターンの形状に応じて光が屈折、反射、散乱、回折し、様々な光の模様を表現できる。ロール状にしたスタンパを用いることで、連続的に賦形フィルムを製造できる。微細パターンの形状を保持したまま半円球状などの3次元フォーミングが可能。
 フィルムを差し替えるだけで、点状であるLEDの光を拡散・屈折させて、線状光源や十字・幾何学模様などに演出できる。LEDの光源とわずかな距離(約1cmくらいまで)でも同様の効果を発揮できる。カラーLEDを使わなくても、波長ごとに赤・緑・青の分光模様を出現させられ、拡散パターンによって人々の目を惹きつける演出が可能。湾曲させての利用や立体加工も行うことができる。
 点光源を意識させない効果を与えられるため、LED個数を削減でき、低コスト・低消費電力化に繋がる。あらゆる方向に光を均一に拡散もできるので、LED照明の拡散板としての拡散効果が期待される。

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