山下ゴム、通期経常利益を上方修正

2013年12月14日

ゴムタイムス社

ベトナムのR&Dセンター着工

 山下ゴムの2014年3月期上期連結決算は、同社の主要顧客であるホンダの完成車販売が全世界で順調に拡大したことから、売上高は304億1900万円、前年同期比17・8%増の増収となり、経常利益は為替円安が寄与し19億4000万円、同163・5%増の大幅増益となった。
 ホンダの全世界での完成車生産台数は上期が210万台となり、同社の海外子会社の業績がいずれも順調に拡大した。前期、尖閣問題で大きく減少した中国はじめ、景気回復が顕著となった北米、タイも売上を伸ばした。通期業績見通しも売上高630億円、前期比18・6%増、経常利益は期初計画を5億円上回る30億円、同95・8%増に上方修正した。海外売上高比率は上期実績で75・3%(前期69%)となった。

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