ダウ・ケミカル 米でEPDM新施設

2013年10月07日

ゴムタイムス社

 ダウ・ケミカル日本は7日、米ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーの事業部門であるダウエラストマーが、米国ルイジアナ州プラケミンに「NORDEL」(ノーデル)EPDM(エチレン・プロピレン・ジエン共重合体)の生産施設建設に間もなく着手すると発表した。2016年に稼働開始予定。  同生産施設では独自の触媒技術を利用して、高ムーニー粘度の製品を生産する。
 これにより米ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーは、米国メキシコ湾岸におけるエチレンおよびプロピレン生産を拡大し、米国における事業運営をシェール・ガス供給拡大による原料利用の機会と統合するとしている。

 同社はこのノーデルプラント及びノーデルについて「品質、製品性能および生産効率の面で新たな基準となる。また、ダウのシェール・ガス投資の恩恵を活用することで、EPDM市場をリードするダウの揺るぎない地位が一段と強化されるだろう。世界の顧客と共に成長を続け、最高品質の製品を生産するために必要な性能と優位性を提供できることは大きな喜びだ。また、今回の発表はノーデル製品が上市されて50周年の節目に当たる。1963年に発売されたノーデルは、高い耐オゾン性、幅広い使用可能温度、耐薬品性、耐摩耗性および日光・風化に対する耐久性といった、天然ゴムや一部の合成材料にもなかった画期的な特性を持つ素材として注目さた。ノーデルは、卓越した制御性、性能、加工優位性の他、傷、欠陥、不良品を最小限に抑える精度を提供する。一貫した組織構造により加工が容易で、ロット間の一貫性が得られることから、顧客の好評を得ている」とコメントした。

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