豊田合成 原料高騰響き減益に

2013年07月31日

ゴムタイムス社

 豊田合成の2014年3月期第1四半期連結決算の売上高は、主に円高修正による為替影響や海外での好調な自動車生産にも支えられ、前年同期比12・2%増の1695億円の増収となった。
 利益については、合理化効果や円高修正等の増益要因があったが、エコカー補助金により国内需要が高かった前年同期に比べ国内の自動車生産が減少したことや、原材料値上げ等の影響により、営業利益は100億円で同15・9%減、経常利益は98億円で13・1%減、純利益は59億円で同7・9%減で減益となった。

〈自動車部品事業〉
 国内はエコカー補助金により需要が高かった前年同期に比べ、生産が減少したが、海外での好調な自動車生産や円高修正による為替影響により、売上高は1532億円で同13・0%増となり、セグメント利益は109億円で同2・9%増となった。

〈オプトエレクトロニクス事業〉
 タブレット型情報端末や照明向けLED製品のモデル切替に伴う生産調整等により、売上高は109億円で同12・8%減となった。セグメント損失は7億円となった。

〈その他事業〉
 主に携帯電話筐体の販売増加により、売上高は54億円、同81・0%増となったが、新製品の生産準備費用の増加等により、セグメント損失は2億円となった。

 なお、第2四半期連結累計期間の業績見通しにについては、売上高3050億円、営業利益180億円、経常利益185億円、四半期純利益110億円。
 通期の連結業績予想については、売上高6200億円、営業利益400億円、経常利益410億円、当期純利益240億円を見込んでいる。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー