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ニュースの焦点 LIB部材の事業強化が加速

2011年08月01日

ゴムタイムス社

 携帯電話やノートPC、デジタルカメラなど民生用携帯機器を中心に需要が増大しているリチウムイオン二次電池(LIB)。今後はハイブリッド自動車や電気自動車などの車載用途をはじめとして、蓄電用途や一般産業分野への応用も期待され、大幅な需要の増加が予想されている。  こうした環境下で、二次電池部材の能力増強などが相次いでいる。  昭和電工は人造黒鉛負極材、正負極添加剤、電池包材用アルミラミネートフィルムの生産設備の能力増強を発表した。
 東日本大震災に伴う計画停電をきっかけに、産業用や家庭用の蓄電池にも注目が集まり、2013年以降は自動車や蓄電用途向けの大型LIB市場が本格的に立ち上がり、需要が急速に伸びることが予想されている。このため、同社は大型LIBの高容量化、長寿命化に寄与する部材の能力増強を決定した。  人造黒鉛負極材は、大町事業所(長野県大町市)で粉砕工程などのボトルネック解消により年産1000㌧から3000㌧体制まで順次引き上げる。アルミラミネートフィルムは、昭和電工パッケージング㈱彦根工場(滋賀県彦根市)でドライラミネーターを増設し、年産能力を1・5倍に高める。稼動は11年末の予定。  また、宇部興産㈱は、米ダウ社と電解液の製造および販売などを行う合弁会社を設立することで合意した。合弁会社は米国・中国・欧州に電解液の製造設備を有する子会社を設立する。  宇部興産は、リチウムイオン二次電池の需要増に対応するためには、グローバルな生産・販売体制を早急に構築することが不可欠であると判断し、合弁で事業強化を図る。

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