コンチネンタルの新技術 包括システム「コンチ・ケア」

2019年09月17日

ゴムタイムス社

 コンチネンタルタイヤは9月17日、9月12~22日まで開催されているフランクフルトモーターショー(IAA)で、同社の包括的な技術システム「コンチ・ケア」を発表した。

 コンチ・ケアとは、Connected:接続、Autonomous:自律、Reliable:信頼、Electrified:電子化の略称で、ホイールやタイヤ技術のネットワークを緻密に調整し、求められる性能特性の管理がしやすいことを表している。
 特性は、個々のモビリティあるいはシェア・モビリティのシナリオ双方において、電気、自動運転の要件とも綿密に連携している。ウェブベースの「コンチ・コネクトライブ」アプリと連動し、同技術はコストを最適化するだけでなく、パフォーマンスを向上するなど、最新のロボタクシー車両向けにタイヤ管理の手段を提供する柔軟なシステムソリューションを構築する。

 コンチ・ケアタイヤはタイヤ構造内に組み込まれたセンサーが特徴で、そのセンサーが、トレッドの溝深さや損傷の可能性、タイヤ温度と空気圧に関するデータを生成し、継続的に評価する。「コンチ・センス」と名付けられたこの監視システムが、タイヤの状況に関する情報を「コンチ・コネクトライブ」に送信し、車両管理者がモビリティの管理を効率的に行えるようにする。

 同社は、ホイールに組み込まれた遠心ポンプを活用して空気圧を能動的に調節するシステムも発表した。車両が加速すると、ホイール内の遠心力がポンプに作用し、圧縮空気を生成する。この耐圧技術は、タイヤの空気圧を常に最適な範囲内に保ち、CO2排出量の持続可能な減少を達成するのに役立つとされる。

コンチ・ケア1

コンチ・ケア1

コンチ・ケア2

コンチ・ケア2

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