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【コラム連載シリーズ】世界のゴム事情29 中東のゴム産業(後編) 加藤進一

2018年10月01日

ゴムタイムス社

世界のゴム事情

 前回は、中東地区のゴム関連産業をはじめ、ドバイの働き方事情、中古タイヤチューブの輸入などを紹介いたしました。今回は国営石油化学メーカーについて、解説します。

 サウジアラビアには原油だけでなく、国営石油化学メーカーがあります。とくにサウジアラムコ社とサビック社が有名です。

 サウジアラムコ社は世界最大級の石油メーカーであり、2年前にドイツのランクセス社と50%ずつの合弁会社ARLANXEOを設立しました。この会社にランクセス社の合成ゴム部門を移管しました。さらに2018年8月には、ランクセス社から残りの50%株式を買い取り、ランクセス社の合成ゴム事業を100%買収しました。

 この結果、サウジアラムコ社はランクセスの合成ゴム事業をすべてを手に入れました。これは驚くべき出来事だといえます。売却したランクセス社は合成ゴム事業に見切りをつけ、一方サウジアラムコ社は合成ゴム事業に打って出ました。またサウジアラムコ社は住友

本文:1040文字


 

加藤進一著
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