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東洋ゴム ノイズ低減デバイスを新開発 空洞共鳴音12dB減

2018年07月03日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は6月29日、都内で会見を開き、タイヤから乗用車に伝わるノイズを解決する新技術「トーヨーサイレントテクノロジー」に基づき、タイヤ空洞共鳴音を効果的に低減するデバイスを開発したと発表した。デバイスを搭載したリプレイスタイヤは19年早々の商品化を目指していく計画だ。

 このデバイスは、多数の穴が開いた軟質ポリウレタン製のフィルムと、これを山なり形状に設置するための円筒状のスポンジから成り、フィルムとスポンジのセットを1つのタイヤの内側に16セット配置することにより、空洞共鳴音を低減するというもの。

 空洞共鳴音は、車の走行時にタイヤ内部の空気が振動して発生するノイズで、高速道路の継ぎ目を通り過ぎる際の「パカーン」という音がこれに当たり、同社では200~250ヘルツの低周波数帯域でのノイズと定義している。

 この音の低減に向け、同社が走行中のタイヤ内の空気の動きをPIV(粒子画像流速測定法)によりシミュレーションし可視化したところ、タイヤ内部の空気が、車軸を中心に円周状に回る方向と、地面から車軸に垂直に向かう方向の2方向に流れていることがわかった。

 同社はこの空気の流れを活用してノイズの低減を図るという独自のアプローチで研究を進め、音が穴を通る時に低減するという性質を利用して、