東洋ゴム　一充電587.3km走行のEVに　カスタマイズタイヤを提供

　東洋ゴム工業㈱は11日、㈱ＴＧＭＹが製作した「ＴＧＭＹＥＶヒミコ」に同社の低燃費タイヤをベースにカスタマイズしたタイヤを提供し、その実験の成功に貢献することができたと発表した。
　ＴＧＭＹＥＶヒミコは、一充電の走行距離が大阪から東京間に相当する５５０㎞を無充電で走行することを目指したもので、㈱ＴＧＭＹが大阪産ＥＶ開発プロジェクトとして、㈱繁原製作所や大阪府立大学ＥＶ開発研究センターと連携して製作した電気自動車。
　10月３日に国土交通省国土技術政策総合研究所試験走路（茨城県つくば市）で行われた走行実験では、一充電で５８７・３㎞の走行を達成した。
　今回の実験車両には、低燃費タイヤ「エコ・ウォーカー」をベースに、今回の車両が最大限の走行性能を発揮し、目標とされた「無充電５５０ｋｍオーバー」の実現に貢献できるカスタマイズしたタイヤを装着した。
　なおこの実験車両は、10月12日よりパシフィコ横浜で開催されるＥＶＥＸ（電気自動車開発技術展２０１１）でも展示された。

撮影　荒川正幸 氏