ランクセス 2011 年度第2 四半期は好業績

2011年08月17日

ゴムタイムス社

 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスはこのほど2011 年度第2四半期の業績を発表した。第2四半期において記録的な好業績を達成したことを踏まえて、2011年度通年の業績予測値を上方修正し、特別項目調整前EBITDAを前年比約20%増とした。
 ランクセスは、第1四半期発表時では、特別項目調整前EBITDAを前年比10%~15%増としていた。第2四半期の特別項目調整前EBITDAは、前年同期比26%増の3億3,900万ユーロとなった。
 ランクセスのCEOであるアクセル・ハイトマン氏は「革新的プレミアム製品と新興国市場戦略に注力し、そしてすでに定着し実績ある『販売量よりも価格を優先する戦略』を実践することで、引き続き目覚ましい成果を収めました。特に、車社会化のメガトレンドにより、ランクセスの合成ゴム事業および高性能プラスチック事業が利益を享受しました」と述べた。
  売上高は、前年同期比23%増の22億ユーロを達成。高騰する原料価格は、全部門において製品売価の上昇により吸収した。また、最近の数々の買収、特にエチレンプロピレンゴム(EPDM)を製造するDSMエラストマーズ事業の買収は、販売量の増加とポートフォリオ全体に好影響を与えた。主に米ドル安による-7%の為替変動要因があったにもかかわらず、売上高は増加した。

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