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シリコーンゴムとレジンの基礎と応用技術

高分子材料の基礎、 有ケイ素高分子概略、 シリコーンレジン概略、 シリコーンLIMS、 特許から見た各社のシリコーンLIMS の特徴、 シリコーンLIMS の応用事例、 シリコーンゴム・レジンの応用技術の考え方、 熱伝導性シリコーンゴム・レジン、 誘電率制御について

ゴムタイムス社

受講可能な形式

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趣旨

 シリコーンポリマーは、主鎖がSi-O の構造を有するポリオルガノシロキサン群の総称であり無機高分子の一種である。しかし、シリコーンポリマーが無機高分子のカテゴリーの材料であっても、その配合設計に必要な技術は汎用の高分子材料で開発された形式知や経験知を活用できる。しかし、一次構造の違いから出現する他の有機高分子と異なる物性、例えば光学特性
であれば低屈折率、電気特性であれば低誘電率の特徴を有しており、これらを活用する場合には、機能性高分子に関する新しい知識・情報が必要となる。LIMS は、この分野の工業材料として市場が拡大している。
 このLIMS は、液状の原料を注型プロセスにより金型で成形できる技術として開発され、成形体の低コスト化と高機能化の両面で技術開発が進み、現在は信越シリコーン、モメンティブ、東レ・ダウコーニングの御三家による寡占状態となった。
 本講演では、無機高分子である有機ケイ素ポリマーの一種としてシリコーンポリマーを位置づけ、その特徴を解説するとともに、その分子設計から素材合成、複合化までの実務について解説する。
 高分子材料の基礎事項や他の有機ケイ素ポリマーについてもセミナーでとりあげるので、シリコーンポリマーを広い視野で考察したい技術者には有益な内容であるとともにシリコーンゴムやレジンの知識が無い初心者にも役立つ内容となっている。

受講対象者

シリコーンゴム・レジンを扱う技術者(化学系以外でも役立ちます。)

日時 2024年8月27日10:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年9月3日~2024年9月17日
講師 倉地育夫((株)ケンシュー代表、工学博士)
講師略歴

1979年4月ブリヂストンタイヤ株式会社(現(株)ブリヂストン)入社
1983年4月科学技術庁無機材質研究所(現(独)物質材料研究機構)留学
有機無機ハイブリッド前駆体による半導体用高純度βSiCを発明(学位論文)。
((株)ブリヂストンは本技術で2007年日本化学会化学技術賞受賞)
1991年10月コニカ株式会社入社(2011年3月11日早期退職制度にて退職)
2011年 株式会社ケンシュー設立
その他として2000年日本化学工業協会技術特別賞、2004年写真学会ゼラチン賞等受賞
福井大学工学部客員教授、日本化学会産学交流委員会シンポジウム分科会委員長、同春季
年会講演賞審査委員長、高分子同友会開発部会世話人等歴任

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1. 高分子材料の基礎
 1.1. 高分子の分類とシリコーンポリマー
 1.2. 高分子材料の評価技術
 1.3. 高分子材料の設計手法
 1.4. 高分子材料のプロセシング概略


2. 有ケイ素高分子概略
 2.1.有機ケイ素高分子の種類
 2.2.有機ケイ素高分子の製造方法
 2.3.シリコーンゴム概略
 2.4.シリコーンレジン概略


3. シリコーンLIMS
 3.1. シリコーンLIMS 概略
 3.2. 特許から見た各社のシリコーンLIMS の特徴
 3.3. シリコーンLIMS の応用事例


4. シリコーンゴム・レジンの応用技術の考え方
 4.1. 熱伝導性シリコーンゴム・レジン
 4.2. 導電性シリコーンゴム・レジン
 4.3. 誘電率制御について


5. まとめ

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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