ゴム・樹脂専門の技術ポータルサイト「ポリマーTECH」

プラスチック再資源化技術開発の現状と展望

~単純焼却・埋立ゼロを実現するケミカルリサイクル技術開発を中心に~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

プラスチック資源循環戦略に基づいて、2022年4月1日からプラスチック資源循環促進法が施行され、日本国内で扱われるプラスチック製品の設計・製造・使用・再利用といった全プロセスで、資源循環を目指すことになりました。海洋プラスチック問題など複数の環境問題がこの背景にありますが、2050年のカーボンニュートラル社会の構築を目指した場合、廃プラスチックの効率的循環技術の社会実装は不可欠であり、欧米でも規制作りと技術開発が加速しています。NEDOではプラスチックの大規模リサイクルを目指して、選別、マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクル、エネルギー回収、LCAが一体となった技術開発が進められています。本セミナーでは、本プロジェクトの概要に続いて、プラスチックのケミカルリサイクル技術を中心に、最近の技術開発動向、NEDOで実施している触媒分解・化学原料化プロセスの開発の進捗状況についてお話しします。

受講対象者

廃プラスチックのリサイクル技術に関わる技術者・研究者、経営企画など戦略立案にかかわる方

日時 2024年9月27日12:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年10月4日~2024年10月18日
講師 松方正彦(早稲田大学先進理工学研究科応用化学専攻 教授)
講師略歴

1989年3月早稲田大学理工学研究科博士後期課程修了・工学博士、成蹊大学助手、大阪大学助手・助教授を経て、1997年4月早稲田大学理工学部助教授、2001年4月同大学教授現在に至る。2022‐23年度化学工学会会長。

受講料 45,000円/1名(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1. プラスチック資源循環に関する近年の動向
2. NEDOプロジェクト「革新的プラスチック資源循環プロセス技術開発」の概要
 2.1 プロジェクト立案の背景
 2.2 プロジェクトの基本計画
 2.3 体制
 2.4 開発目標とスケジュール
3.  NEDOプロジェクトの概要
 3.1 廃プラスチック選別技術
 3.2 マテリアルリサイクル技術
 3.3 ケミカルリサイクル技術
 3.4 エネルギー回収技術
 3.5 ライフサイクルアセスメント
4. ケミカルリサイクル技術開発
 4.1 海外のケミカルリサイクル技術
 4.2 日本におけるケミカルリサイクル技術
 4.3 大規模ケミカルリサイクルの考え方
 4.4 バリューチェーンを意識したプロジェクトの組成
 4.5 ポリオレフィンの化学原料としての新しい価値
 4.6 廃プラスチックの化学原料化を目指した新規液相触媒分解プロセス構成の提案
 4.7 ケミカルリサイクルに貢献する容器包装プラスチック
5. ゼオライト触媒の概要
 5.1 ゼオライトとは
 5.2 ゼオライトの構造
 5.3 ゼオライト研究の歴史
 5.4 ゼオライトの酸触媒作用の基礎
6. プラスチックの液相触媒分解技術開発
 6.1 廃プラの前処理による忌避物質の除去
 6.2 プラスチックの熱分解挙動
 6.3 プラスチック液相触媒分解の試験方法
 6.4 マスバランス法に対応した分解生成物の分析方法
 6.5 ポリオレフィンを主体とする液相触媒分解:溶媒の選択
 6.6 ポリオレフィンを主体とする液相触媒分解:試薬レベルポリオレフィンから
   実廃プラまで
 6.7 なぜゼオライト触媒が不可欠か
7. おわりに

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー