2011年3月期第3四半期決算 鬼怒川ゴム工業 収益性が大幅向上?

2011年02月25日

ゴムタイムス社

鬼怒川ゴム工業の2011年3月期第3四半期連結決算は、売上高486億9800万円、前年同期比32・2%増、営業利益57億4000万円、同118・ 8%増、経常利益57億7300万円、同113・8%増の増収増益となった。四半期純利益は34億300万円で同89・3%増。 部門別の売上高は、車体部品が218億5300万円、同31・3%増、防振部品は111億2700万円、同31・7%増、ブレーキ部品は103億 4600万円、同25・6%増、その他製品は46億1900万円、同62・9%増、その他事業は7億5100万円、同11・2%増となった。 損益面は、グループをあげた合理化活動を継続した結果、営業利益および経常利益ともに大幅な増益となり、四半期純利益は、税金費用の計上などにより89%の増益となった。 〈日本〉 売上高は、主要得意先の自動車生産台数の増加により382億4500万円、同26・3%増となった。操業度の上昇や材料費・労務費の削減などの総コスト 削減活動の効果により、営業利益は41億8600万円、同76・0%増となった。 〈北米〉 売上高は、主要得意先の自動車生産台数の増加により25億4000万円、同37・5%増となった。材料費や労務費の削減などの合理化により、営業利益は1億4300万円で黒字化した。 〈東アジア〉 売上高は、中国の自動車生産台数が引き続き増加したことや、タイで日本向け「マーチ」の部品を受注したことなどにより79億1300万円、同68・3% 増となった。操業度の上昇に加え、材料費の削減を中心とした合理化活動により、営業利益は14億800万円、同170・8%増となった。

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