屈折率と複屈折、 複屈折と視野角、 高分子材料の複屈折制御、 低分子を利用したTACフィルムの視野角制御、 ガラス状高分子の光弾性複屈折、 高分子ブレンド・共重合・添加剤による制御の限界、 ポリカーボネートの逆可塑化現象と光弾性係数の関係
受講可能な形式
趣旨
近年、液晶ディスプレイなどの光学材料には柔軟で丈夫な高分子材料の利用が進められており、その光学特性の高性能化や精密化が課題となっている。本セミナーでは、高分子材料の偏光や複屈折に関する基礎について解説し,光学特性制御の最近の事例を紹介する。
受講対象者
基礎からご説明しますので、高分子光学材料の研究・開発者だけでなく、高分子材料の複屈折や偏光制御に興味のある方やこれから学ばれる方も歓迎いたします。
日時 | 2024年9月18日13:00~16:00 |
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アーカイブ視聴 | 2024年9月25日~2024年10月9日 |
講師 | 信川省吾 (名古屋工業大学 准教授) |
講師略歴 | 経歴: 研究歴: 受賞歴 |
受講料 | 45000円/1人(税別) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | ゴムタイムス社 |
配布方法 | PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。 |
お申込み | このセミナーに申込む |
注意事項 |
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プログラム
1.複屈折の基礎
1-1.屈折率と複屈折
スネルの法則
屈折率の理論
屈折率の波長依存性
屈折率の予測(結合分極率,分子構造,理論計算)
複屈折と分極率異方性
結合分極率を用いた複屈折の計算
1-2.偏光と複屈折
1-3.偏光子と波長板の違い
1-4.複屈折の測定手法
1-5.複屈折の波長依存性
正分散性と逆分散性
1-6.複屈折と視野角
面内複屈折と面外複屈折
視野角と面外複屈折の関係
2.高分子材料の複屈折制御
2-1.高分子の複屈折の分類
複屈折の分類
2-2.分子配向と複屈折
応力光学則
固有複屈折と配向度
成形方法と複屈折
2-3.複屈折の逆波長分散性の制御
2-4.高分子ブレンド・共重合体の複屈折
2-5.側鎖修飾多糖の複屈折
化学修飾セルロースの複屈折
波長依存性の制御
2-6.ネマチック相互作用を利用した複屈折制御
低分子化合物による複屈折制御
外部刺激による複屈折制御
2-7.形態複屈折を利用した逆波長分散性材料の設計
表面ナノ構造,ミクロ相分離構造,ナノフィラー
逆波長分散型位相差フィルム
2-8.低分子を利用したTACフィルムの視野角制御
低分子を用いた3次元屈折率制御
3.ガラス状高分子の光弾性複屈折
3-1.光弾性複屈折について
3-2.光弾性係数制御の基礎
3-3.高分子ブレンド・共重合・添加剤による制御の限界
3-4.ポリカーボネートの逆可塑化現象と光弾性係数の関係
3-5.配向フィルムにおける光弾性係数の異方性
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。