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宇部興産 リサイクルコンパウンドの製造・販売から撤退

2016年01月29日

ゴムタイムス社


 宇部興産は1月29日、リサイクルコンパウンド(RCP)の製造・販売事業からの撤退決定を発表した。
 2017年3月末日をもって販売を終了する予定。

 同社では独自の調色樹脂リサイクル技術と材料の配合設計により、ポリプロピレン(以下「PP」)廃材を黒色に限らずさまざまな色に着色し、新品のPPと同等の物性を持つ材料に再生するRCPを2007年に事業化した(製品名「UBEコンポジット」)。

 使用済みの家電や自動車から発生するPP廃材は、リサイクルするとさまざまな色が混ざり合うため、従来の製法では黒色に着色することしかできず、目に触れる外観部品等への使用が困難であり、リサイクル用途も限定されていた。

 RCPは、これまで困難であった外観部品等へのリサイクルの使用も可能とし、PP廃材を有効利用できる環境貢献型製品として、洗濯機や冷蔵庫部材、自動車内外装に相次ぎ採用されてきた。

 しかし、新品のPPとの価格競争の激化や、材料となるPP廃材の安定調達の問題などから、さまざまなコストダウンにも係わらず業績の低迷が続き、RCPが将来にわたり事業継続可能な収益を確保することが困難との判断に至り、事業撤退を決定した。

 なお、顧客への供給については、他社製品への切替え等を含め、個別に対応する。

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