ゴム・樹脂専門の技術ポータルサイト「ポリマーTECH」

世界のCFRPリサイクル 技術動向と課題・今後

ゴムタイムス社

受講可能な形式

趣旨

 これまで炭素繊維強化プラスチック (CFRP) は,軽量化による燃費の大幅な向上が期待される航空機に使われてきた.2010年代に入ってからは,様々な電子機器を装備した高級車や,大量の蓄電池を積んだ電気自動車などの軽量化のためにも使われるようになった.その結果,炭素繊維(CF)は最近5年間で約2倍の生産量となり,それに伴って使用済みCFRPおよびCF生産工程廃材も大幅に増加している.
 また,CFを用いた輸送機器は軽量化でき燃料は節約できるが,CFを製造する際には長時間高温で焼成するため,多量のエネルギーを必要とし,環境影響評価 (LCA) の結果では環境によい材料ではないとされる.長距離を走る商業用輸送機器でのみ効果が得られるという東京大学の高橋らの試算がある.その対策としては,使用済みの輸送機器から回収したCFを,同種の輸送機器に再利用することが最良の方法としている.
 本講演では,国内並びに国外におけるCFRPのリサイクル技術の最新動向を紹介する.

○受講対象:
 ・CFRPの研究開発に携わっている方
 ・複合材料のリサイクル事業を行いたいと思っている方
 ・CFRPの低コスト化のためにリサイクルCFの利用を考えている方
 など

○受講後、習得できること:
 ・CFRPリサイクル技術の世界的な技術動向
 ・CFRPからCFを回収する技術
 ・回収したCFの加工技術
 ・回収したCFの製品適用技術
 など

受講対象者

日時 2016年3月25日12:30~16:30
講師 博士 (工学)  柴田 勝司
講師略歴
受講料 1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)  *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,240円       *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 情報機構
配布方法
お申込み

プログラム

1. 緒言

2. 国内のCFRPリサイクル技術の動向
 2.1 国家プロジェクト

  (1) NEDO「革新的新構造材料等研究開発」
     新構造材料技術研究組合(ISMA)と東京大学
  (2) 経済産業省「平成22年度(2010年度)イノベーション拠点立地支援事業」
     名古屋大学ナショナルコンポジットセンター(NCC)
  (3) 文部科学省「地域資源等を活用した産学連携による国際科学イノベーション拠点整備事業」
     金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)
 2.2 地方公共団体の動向
  (1) 愛知県:「知の拠点あいち」重点研究プロジェクト
  (2) 福島県:「ふくしま環境・リサイクル関連産業研究会」
  (3) 広島県:広島県立総合技術研究所「炭素繊維複合材料利用研究会」
  (4) 福井県:福井県工業技術センター「ふくいCFRP研究開発・技術経営センター(FCC)」
 2.3 大学等の動向
  (1) 東京工業大学 久保内教授 硝酸分解法
  (2) 静岡大学 岡島助教 亜臨界流体法
  (3) 熊本大学(現在は名古屋大学) 後藤教授 亜臨界アルコール法
  (4) 八戸工業高等専門学校 杉山教授 電解酸化法
  (5) 信州大学 水口特任教授 半導体分解法
  (6) ファインセラミックスセンター 過熱水蒸気分解法
 2.4 民間企業等の動向
  (1) 炭素繊維協会 熱分解法
  (2) 東レ(株) 熱分解法
  (3) 三菱レイヨン(株) 熱分解法
  (4) 日立化成(株) 常圧溶解法
  (5) 阿波製紙(株) CF製紙技術
  (6) 高安 熱分解法
  (7) カーボンファイバーリサイクル工業(株) 熱分解法

3. 海外のCFRPリサイクル技術の動向
 3.1 欧州

  (1) CFK Valley ドイツStade市拠点の研究開発クラスター
  (2) SGL Automotive Carbon Fibres (SGL ACF),BMW
  (3) ELG Carbon Fibre Ltd. West Midlands
  (4) Nottingham 大学 英国 超臨界流体法
  (5) Siemens ドイツ 加溶媒分解法
  (6) Imperial College London 英国 熱分解法回収CFの用途開発
 3.2 米国
  (1) Materials Innovation Technologies LLC (MIT LLC) South Carolina州
  (2) North Carolina 州立大学 熱分解法回収CFの用途開発
  (3) Dell,サウジアラビア基礎産業公社(SABIC)CF再利用技術
 3.3 中国
  (1) 寧波材料技術與工程研究所 DMF/H2O2水溶解法
  (2) 中国科学院大学 AlCl3/酢酸溶解法
  (3) 深?大学 電気化学法

4. 今後の技術課題
  (1) 回収技術
  (2) 加工技術
  (3) 製品適用技術

5. 結言

  <質疑応答>

 

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

関連キーワード:

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー