受講可能な形式
趣旨
受講対象者
日時 | 2016年8月2日13:20~16:20 |
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講師 | 第1部 塩ビ工業・環境協会 環境広報部部長 農学博士 小坂田史雄 氏 、 第2部 大洋塩ビ(株) 四日市工場 技術サービスグループ リーダー |
講師略歴 | |
受講料 | 29,160円(税込、テキスト費用を含む) |
会場 | WEBセミナー(ZOOM) |
主催会社 | AndTech |
配布方法 | |
お申込み |
プログラム
第1部 PVCの基礎と新用途分野、需要動向、国内外規制動向、リサイクル等の取り組み
【13:20-14:50】
講師:塩ビ工業・環境協会 環境広報部部長 農学博士 小坂田史雄 氏
【ご経歴】
1987年 筑波大学博士課程農学研究科修了後、同年、現株式会社カネカ入社。医薬品や生分解性プラスチックの開発研究等を経て2010年カネカより日本化学工業協会出向、2011年 塩ビ工業・環境協会出向、現在に至る。
【キーワード】
1. 塩ビ製品
2. 塩ビの環境問題
3. PVC Design Award
【講演主旨】
塩化ビニル樹脂は、パイプや電線などのインフラ用途、樹脂窓や壁紙などの建材関連から医療器、バッグ、玩具、農業用資材など生活基盤材料として60年に渡って長く広く使用されている。長寿命でありリサイクル性の良さ、樹脂窓の高断熱性能から省エネな樹脂としても認知されている。途中生じた環境問題がほぼ払拭され、再度塩ビを使用する動きもある。ここでは、塩ビ樹脂の特徴を説明し、塩ビ産業として、その製品群や新しい用途分野、需要動向、国内外の環境問題の現状、リサイクルなどの取り組み状況について広く紹介する。
【プログラム】
1.PVCの製品群と特性
1-1 PVCの名称
1-2 PVC製品
1-3 PVCの特性
2.PVC産業の現状
2-1 PVC樹脂の需要動向
2-2 PVC産業の新たな展開
2-3 可塑剤、安定剤動向
3.PVCの環境・安全問題の過去と現状
3-1 ダイオキシン問題
3-2 可塑剤の環境ホルモン問題
3-3 PVC産業における規制動向
4.PVCのリサイクル
4-1 廃PVC製品のリサイクルの流れ、方法、製品
4-2 業界の取り組み、リサイクル支援制度
5.PVC業界の取り組み
5-1 PVC Design Award
5-2 エコプロダクツ展
5-3 次世代対応
6.おわりに
【質疑応答 名刺交換】
第2部 PVC(塩化ビニル樹脂)の構造と物性、高耐久化技術、今後の展開
【15:00-16:15】
講師:大洋塩ビ(株) 四日市工場 技術サービスグループ リーダー
【講演主旨】
懸濁重合で得られるPVCの構造は階層的粒子構造からなり、又、特異な結晶構造を有することから、他の汎用樹脂と異なる物性発現、成形加工性の特異性を有する。PVCの特異的な構造の特徴を紹介すると共に、それに伴う物性発現、加工性への影響を説明し、主要用途である建材用途等で求められる強靱化技術を紹介する。
1.懸濁重合で得られるPVCの構造の特徴
1-1 分子構造及び結晶構造
1-2 粒子構造
2.PVCの成形加工性の特徴
2-1 ゲル化とは?
2-2 混練条件による高次構造及び成形加工性への影響
2-3 可塑剤によるPVCの可塑化機構
3.PVCの物性発現の特徴
3-1 硬質製品における高靱性化
3-2 軟質製品における耐久性
4.応用例
4-1 建材
4-1-1 樹脂サッシ
4-1-2 雨どい
4-1-3 床材
4-1-4 壁紙等内装フィルム)
4-2 自動車用部品
4-2-1 ワイヤーハーネス
4-2-2 内装材
5.まとめ
【質疑応答 名刺交換】
注意事項
セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。
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