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高分子の振動騒音対策入門 制振、防振、吸音、遮音材料の特性と評価・活用法

~材料の粘弾性、音の特性から、制振、防振、吸音、遮音材料の特性、評価法、材料設計の考え方、活用法~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

振動、騒音は望まれない現象であり、快適な生活環境、労働環境の実現や、製品の付加価値の向上につながる。
振動・騒音対策技術は、制振・防振・吸音・遮音に分類される。
それぞれの発現メカニズムが異なるため、材料に求められる物性は大きく異なる。
材料開発、製品への適応においては、これらを理解することが必須である。
本講演では、これらの各材料の特性の理解に必要な、材料の粘弾性、音の特性といった基礎的内容から、制振、防振、吸音、遮音材料の特性、評価法、材料設計の考え方、活用法について解説する。

受講対象者

制振、防振、吸音、遮音材料について、研究開発、技術開発を始められる方や基本的な考え方を学びたい方。また、製品設計で振動・騒音で課題を抱えている方。

日時 2024年7月26日10:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年8月2日~2024年8月16日
講師 赤坂修一(東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教)
講師略歴

1999-2002 横浜ゴム株式会社
2002-2005 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 博士後期課程
2005-2008 東京工業大学大学院 理工学研究科 研究員
2008-2016 東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 助教
2016-現在 東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教(現職)

受講料 45000円
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1. 振動、騒音対策の概要
 振動騒音対策(制振、防振、吸音、遮音)の種類

2. 高分子の構造と粘弾性
 2.1 高分子の構造
 2.2 粘弾性測定
 2.3 高分子の粘弾性挙動

3. 制振材料の設計と評価
 3.1 分子構造の影響
 3.2 可塑剤の添加効果
 3.3 フィラーの添加効果
 3.4 ポリマーブレンド、共重合体の影響
 3.5 架橋(加硫)の影響
 3.6 拘束型・非拘束型制振鋼板と評価法

4. 防振材料
 4.1 防振材料の考え方
 4.2 防振材料の種類
 4.3 防振材料の活用法

5. 音の特性
 5.1 音の基本的性質
 5.2 音波による現象
 5.3 空間の音響設計
 5.4 聴覚特性

6. 吸音材料
 6.1 吸音特性の評価法
 6.2 吸音材料の種類と特性
 6.3 波動理論に基づく吸音特性の解析
 6.4 各種吸音材料の吸音特性
 6.5 吸音材料の活用法

7. 遮音材料
 7.1 遮音特性の評価法
 7.2 一重壁の遮音性能
 7.3 中空二重壁の遮音性能
 7.4 積層構造の遮音性能
 7.5 遮音材料の活用法


 質疑応答

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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