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熱伝導性フィラーを用いたポリマー系コンポジットの材料設計と特性評価

~熱伝導性フィラーの概説、ポリマー系コンポジットの粘度予測、フィラーの高充填技術、フィラーのハイブリッド化によるフィラー量低減と熱伝導性向上の両立、熱伝導性向上のためのフィラーの表面処理技術、ポリマー系コンポジット材料の熱伝導特性評価、高熱伝導性ポリマー系コンポジット開発事例紹介~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

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趣旨

近年、サーマルマネージメント材料として熱伝導性フィラーを用いたポリマー系コンポジットが幅広く使用されている。ポリマー系コンポジットの熱伝導率を向上させる材料設計手法として、フィラーの最密充填技術、フィラーのハイブリッド化による伝熱ネットワーク構造形成技術が注目され、現在、窒化物フィラーが有効な熱伝導性フィラーとして期待されている。本セミナーでは、窒化物フィラーを中心として、分散・充填技術、表面処理技術、特性評価技術について概説し、国内外の研究開発事例も紹介することで、高い熱伝導率を有するポリマー系コンポジットの開発ノウハウを習得することを目指す。

受講対象者

熱伝導性材料開発を始めたばかりの方から、ある程度の研究開発経験のある方まで、本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

日時 2024年7月19日12:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年7月26日~2024年8月8日
講師 真田和昭(富山県立大学 工学部機械システム工学科 教授)
講師略歴

平成11年,東北大学大学院工学研究科材料加工学専攻博士課程修了.同年,日立製作所日立研究所入社,平成15年 富山県立大学工学部 講師,平成21 年 富山県立大学工学部 准教授,平成29年 富山県立大学工学部 教授,現在に至る.専門は,複合材料工学.

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1.熱伝導性フィラーの概説
 1) フィラーの種類と熱伝導率
 2) フィラーの形状
 3) フィラーの粒度分布

2.ポリマー系コンポジットの粘度予測
 1) 粘度予測式と適用範囲
 2) フィラー粒度分布を考慮した粘度予測理論

3.フィラーの高充填技術
 1) フィラー最密充填理論
 2) フィラー最密充填によるポリマー系コンポジットの高熱伝導率と低粘度の両立
 3) 数値シミュレーションを活用した新しいフィラー充填構造設計手法

4.フィラーのハイブリッド化によるフィラー量低減と熱伝導性向上の両立
 1) ナノフィラー活用によるネットワーク構造形成事例
 2) ナノ・ミクロハイブリットフィラーを用いた熱伝導率向上事例

5.熱伝導性向上のためのフィラーの表面処理技術
 1) フィラーの表面処理方法
 2) 窒化物フィラーの表面処理事例

6.ポリマー系コンポジット材料の熱伝導特性評価
 1) 熱伝導率予測式と適用範囲
 2) 数値シミュレーションを活用した熱伝導率予測

7.高熱伝導性ポリマー系コンポジット開発事例紹介
 1) 窒化物フィラーを用いたポリマー系コンポジットの開発動向
 2) アルミナとカーボンナノチューブのハイブリッド化事例
 3) 窒化ホウ素とアルミナナノワイヤーのハイブリッド化事例
 4) 窒化ホウ素とアルミナ粒子のハイブリッド化事例

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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