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水素吸蔵材料の基礎と応用および最新開発動向

~カーボンニュートラルと水素エネルギー、水素吸蔵材料の基礎、様々な水素貯蔵材料とその応用、水素エネルギーと水素吸蔵材料の経済性~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

【リアルタイム&アーカイブ視聴】

趣旨

 調整力を持たない再生可能エネルギーの主力電源化のために水素のエネルギー利用は避けて通れない。しかし,水素の臨界温度と圧力は非常に低く、数百気圧以上にしても、容器自体の重量や漏洩の懸念も残るため、水素エネルギーを広く普及させるためには安定に貯蔵できるエネルギーキャリアや水素貯蔵材料の開発が不可欠となる。これまで水素の貯蔵材料は低圧での体積あたりの高密度化を目的として開発が進められてきたが、室温付近で簡便に水素を吸蔵放出する材料は、重量当たり水素密度が低い。この二つの高密度化という要求性能を満たすために,、無機系材料やその他の様々なエネルギーキャリアにターゲットがシフトしてきた。
 一方で、水素を吸蔵することによって現れる様々な機能に着目して、熱を用いた水素圧縮材、蓄熱材、あるいは二次電池の電極材や固体電解質として、様々な用途での研究開発が進められている。セミナーではこうした技術動向について概観したい。

受講対象者

水素エネルギー関連の研究開発従事者、水素エネルギー関連の技術導入を考えているエンジニア、水素エネルギー関連の投資を検討している方。

日時 2024年10月30日13:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年11月6日~2024年11月19日
講師 市川貴之(広島大学 教授)
講師略歴

2002年に広島大学にて理論物理分野で博士(学術)の学位を取得後、2002年より助手、2006年に准教授、2017年教授に昇任し現在に至る。主な役職としては、広島大学A-ESG科学技術研究センター・センター長、水素エネルギー協会理事、広島県カーボンサーキュラーエコノミー推進協議会・会長、日本エネルギー学会新エネルギー水素部会・副部会長。

受講料 45000円/1人(税別)
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1.カーボンニュートラルと水素エネルギー
 1.1 再生可能エネルギーの主力電源化
 1.2 カーボンリサイクル技術
 1.3 エネルギーとしての水素


2.水素吸蔵材料の基礎
 2.1 様々な水素吸蔵材料と水素キャリア
 2.2 水素の基本的性質
 2.3 水素吸蔵材料の熱力学特性
 2.4 水素吸蔵材料の動力学特性
 2.5 水素貯蔵材料の種類(水素の結合形態)
 2.6 水素貯蔵材料の特性評価技術


3.様々な水素貯蔵材料とその応用
 3.1 無機系水素吸蔵材料
 3.2 水素吸蔵合金の様々な用途
 3.3 アンモニア


4.水素エネルギーと水素吸蔵材料の経済性

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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