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プラスチック材料の摩擦摩耗低減技術をトライボロジーの基礎から学ぶ

~トライボロジーの基礎、摩擦抵抗がなぜ生じるのか、摩擦・摩耗の評価と悩ましい問題、プラスチック材料のトライボロジー、 耐摩耗性向上に関する研究、トライボロジーにおける各種分析観察手法~

ゴムタイムス社

受講可能な形式

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趣旨

軽量・量産可能・省資源といった利点から、金属材料からプラスチック材料への代替が進んでいます。
更に、プラスチックは金属と比べて摩擦抵抗が低いものが多く、少ない潤滑油もしくはオイルレスで摩擦面に用いることができることから、トライボロジーの分野では研究が盛んに行われています。
しかし、耐熱性や機械的強度の観点では金属を超えることが難しく、複合材料化などによってその欠点を補いつつ、応用範囲を広げています。
本セミナーでは、前半でトライボロジーの基礎を学び、先ずは摩擦や摩耗の基本的な考え方を理解していただきます。
後半ではトライボロジーの分野で使われる代表的なプラスチック材料をターゲットとし、いかに摩擦摩耗を減らしていけば良いのかについて、いくつかの研究事例も交えながら、その基本的・応用的な考え方を解説します。

受講対象者

手っ取り早くトライボロジーの基本を理解したい方。
プラスチックの摩擦摩耗が課題になる仕事をすることになった,あるいは困っている方など。

日時 2024年6月13日10:30~16:30
アーカイブ視聴 2024年6月20日~2024年7月4日
講師 竹市 嘉紀 (豊橋技術科学大学 機械工学系 博士 准教授 )
講師略歴
表面分析の標準化に関わる研究で博士号取得
豊橋技術科学大学に着任し,表面分析を積極的に応用した固体潤滑に関わる研究に取り組んでいる。
第58-59期日本トライボロジー学会理事・校閲委員会委員長 etc.
受講料 45000円
会場 WEBセミナー(ZOOM)
主催会社 ゴムタイムス社
配布方法 PDFのテキストで配布 ※本セミナー資料の無断転載、二次利用、講義の録音・録画などの行為を固く禁じます。
お申込み このセミナーに申込む
注意事項 ※アーカイブ配信のみご希望される方は、「このセミナーに申込む」より【アーカイブ配信のみ】となっている方をお選びください。
※アーカイブ配信実施セミナーの場合、リアルタイム視聴でご受講される方は、無料で「アーカイブ配信」を閲覧できます。振り返り学習に活用ください。

プログラム

1. トライボロジーの基礎
1.1 トライボロジーの色々
 ・身の回りのトライボロジー問題
 ・トライボロジーの歴史 ほか
1.2 トライボロジーにおける固体表面
 ・化学的性質
 ・表面粗さ
 ・硬度 ほか
1.3 摩擦抵抗がなぜ生じるのか(凝着説)
 ・ヘルツの接触理論
 ・真実接触面積
 ・凝着説 ほか
1.4 摩耗について
 ・摩耗の分類
 ・摩耗理論 ほか
1.5 様々な潤滑状態
 ・流体潤滑
 ・境界潤滑
 ・ストライベック線図 ほか
1.6 摩擦・摩耗の評価と悩ましい問題
 ・摩擦試験の形態
 ・摩擦試験で留意すべき観点 ほか

2. プラスチック材料のトライボロジー
2.1 様々な固体潤滑
2.2 プラスチック材料の基礎
 ・プラスチックの分類
 ・ガラス転移点・融点 ほか
2.3 トライボマテリアルとしてのプラスチック材料
2.4 フィラーによる耐摩耗性向上
 ・フィラーの種類
 ・フィラーの役割 ほか
2.5 耐摩耗性向上に関する研究
 ・PTFEを事例とした様々な研究成果
 ・熱硬化性樹脂の研究事例 ほか

3. トライボロジーにおける各種分析観察手法の紹介(時間があれば)

注意事項

セミナーの録画・撮影・テキストの複製は固くお断り致します。本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信対応セミナーとなります。

Zoom(ズーム)のやり方などでお困りの方は、セミナー当日までに設定や使い方をご指導致します。

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