住友化学 北京に投資公司設立 中国戦略の推進拠点に

2011年09月05日

ゴムタイムス社

 住友化学㈱は、中国北京市に住友化学投資(中国)有限公司を設立、8月から営業を開始した。
 同社は、各部門が華東・華南地区を中心に現地法人を設立し、石油化学製品、液晶ディスプレイ部材、農業関連製品、飼料添加物の製造・販売など幅広い分野で事業を拡大してきた。その結果、中国国内での関係会社は24社、輸出を含めた売上高は急速に拡大し3000億円を超える規模に達した。
 今後も高い成長が見込まれる中国市場において、事業基盤を強固なものとし、ビジネスの拡大を図るため、全社的な中国戦略推進の拠点として住友化学投資(中国)を設立した。新会社を通じて今後も継続して投資を行っていく。
 住友化学投資(中国)は、中央政府、関係諸団体並びに大学などとの関係強化を図り、重要な情報収集と人事・労務、経理、ITなどの間接部門機能を担い、既存の現地法人への専門的なサービス提供、新規現地法人の設立支援を行っていく予定。
 住友化学は、今回の新会社設立を機に中国におけるプレゼンスの一層の向上を図り、長年培ってきた幅広い技術をベースとした高品質・高付加価値製品の供給などを通じて、事業の拡大並びに中国の持続可能な発展への貢献を目指す。
 〈新会社の概要〉
 ▽会社名=住友化学投資(中国)有限公司
 ▽所在地=北京市東城区東方広場
 ▽資本金=3000万㌦
 ▽董事長(非常勤)=下田尚志(住友化学常務執行役員)
 ▽資本構成=住友化学全額出資

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