【合成ゴム特集】三井化学 中国のEPTプラント 14年に稼働

2013年02月20日

ゴムタイムス社

合弁会社に4月から販売を移管

 三井化学は中国石油化工股份有限公司(シノペック)との共同出資によりEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)を製造・販売する合弁会社「上海中石化三井弾性体有限公司」(SSME)を設立し、中国上海市・上海化学工業区にメタロセン触媒を用い、最新鋭のプロセスを採用した世界最大規模のEPTプラント(年産7万5000トン)の建設を進めている。営業運転開始は2014年第1四半期。 中国では、自動車産業の急速な拡大、および、社会インフラ(鉄道など)の整備に伴い、自動車部品、建材、シール、軌道パッドなどのEPTの大幅な需要増が見込まれていることから、拡大する中国EPT市場のニーズにいち早く応えるべく、生産・供給体制の早期確立に全力で取り組んでいく方針。
 このため同社では中国合弁工場のスムースな立ち上げを図るため、これまで日本から輸出していた製品の販売を合弁会社のSSMEに本年4月1日から全面移管する。

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