【合成ゴム特集】日本ゼオン 水添NBR、アクリルゴムを能増

2013年02月20日

ゴムタイムス社

特殊ゴム事業を強化・拡充

日本ゼオン

  • 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル
  • TEL 03 (3216) 1772
  • WEB http://www.zeon.co.jp/

 日本ゼオンはエラストマー素材の成長市場へのグローバルな対応による強い事業の更なる強化を図っており、その一環として需要が拡大している低燃費タイヤ向けの溶液重合法スチレンブタジエンゴム(SーSBR)の新プラント(年産3~4万トン・第1期)の建設をシンガポールのジュロン島内に進めている。
 SーSBRについては、現在、徳山工場に年産5万5千トンの生産能力を有し、フル稼働中。同社では「特殊ゴムのゼオン」として培った独創的な技術をベースとし、SーSBRの性能を向上させていくとしている。現在、特殊ゴム比率(第3クォーター累計)は数量で35%、金額で58%、輸出比率は数量で35%、金額で37%となっている。

 特殊ゴムの主力製品である水素化NBR「ゼットポール」については、ポリマーデザインの自由度を飛躍的に向上させることによって、高機能化を実現した新「ゼットポール」の新プラント(年産500トン)が川崎工場内に完成、本年4月から本格販売を開始する。 新「ゼットポール」は水素化NBRの耐油性、耐熱性などの優れた特徴を更に改善しつつ、併せてシール性、摩耗性が大幅に向上した特殊合成ゴム。自動車市場においては、より燃焼効率の高いシステムへの移行が進み、耐熱、耐油、耐燃料油性ゴム部品の更なる長寿命化が重視されており、同社ではこの新ゼットポールが特に、自動車の吸気系ガスケット材料やミッション廻りのシール部品の耐熱性、耐圧縮永久歪性向上に優れた効果を発揮するとし、フッ素ゴム、シリコーンゴムの代替素材として拡販を図る。  現在、国内では高岡工場に年産4千トンの「ゼットポール」の生産能力を有しているが、グローバルに需要が拡大しているのに対応、アメリカ・テキサス工場の生産能力を4千トン(年産)から1千トン増強し、2012年3月に5千トン体制としており、川崎工場の新プラントと合わせ「ゼットポール」の生産能力はグローバルベースで9500トンとなった。

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