日本ゼオン タイでC5石油樹脂生産量倍増へ

2012年06月18日

ゴムタイムス社

日本ゼオンは、子会社のゼオンケミカルズタイランド社(タイ国ラヨン県、磯崎豊社長、以下「ZCT」)において、C5石油樹脂の新規製造プラントの起工式を6月15日に開催した。 
 ZCTは、ラヨン県にある東部工業団地に位置し、日本ゼオンのC5石油樹脂のグローバル展開の先駆けとして、1998年に年産2万トンの製造設備を竣工、日本ゼオン水島工場(岡山県)のプラントと併せ、年産6万トンのC5石油樹脂を生産している。
 今回、起工された新プラントは世界的に旺盛な粘着テープやトラフィックペイントの需要にこたえるため、これまでと同規模の年産2万トンのC5石油樹脂を生産する。
 2013年7月の稼働を目指しており、投資額は約25億円となる。
 起工式は現地僧侶による式典、基礎柱式(鍬入れ)、安全祈願を経て終了した。
 ZCTに一部出資しているタイ国三井物産株式会社の采野進社長をはじめ、関係者が多数列席し、日本ゼオンからは武上博取締役、井上幹雄常務執行役員が出席した。

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