日本ゼオン 第1四半期連結決算

2010年08月18日

ゴムタイムス社

日本ゼオンの第1四半期連結決算は、売上高675億7800万円、前年同期比42・8%増、営業利益は104億3600万円、経常利益95億4500万円、四半期純利益43億6300万円の黒字となった。

営業益における増減要因は、数量で79億円、価格差65億円、コストダウン11億円が増益に働き、為替差損(10億円)、原料・原価(4億円)、本社費(7億円)の減益をカバーし、差引き134億円のプラスとなり、黒字化した。
エラストマー素材事業のうち、合成ゴム販売はタイヤ、自動車関連部品の生産調整の終了、さらにアジア向け輸出の好調などにより、販売数量・金額とも前年同期を上回り、売上高は307億1400万円、同67・9%増となった。
低燃費タイヤ向けを中心としたS―SBRの需要が増大傾向にあり、合成ゴムメーカーの増産が相次いでいるが、同社では「徳山工場で生産しているが、将来の需要増をにらみ、徳山での増産、中国など海外生産を含め、今後検討する」とした。

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