アキレス シューズブランドが好調 営業利益13・2%増

2011年11月22日

ゴムタイムス社

 アキレスの12年3月期中間連結決算は、売上高397億3100万円で前年同期比6・8%減、営業利益8億6000万円で同17・8 % 減、経常利益10億2900万円で同17・8%減となった。当期純利益は5億2600万円で同15・6%減。

 同社グループは企業価値の増大をめざして、ブランド商品の育成と拡販、独自技術を活かした新商品開発、積極的なグローバル展開の推進、徹底した業務の効率化に取り組んできたが減収減益となった。
 シューズ事業は小売価格の低価格化と競争激化の中、エコーシューズの契約終了もあって、前年売上を下回ったものの、シューズブランドが靴専門店、百貨店などを中心に順調に売り場構築が進み、エクササイズシューズなども前年売上を上回った。その結果、売上高は101億3300万円で同6・5%減、営業利益7億8000万円で同13・2%増となった。
 プラスチック事業はレザーおよび合成皮革を中心とする車輌内装用資材が日系を主体とした自動車メーカーの大幅な減産等の影響を受け、前年売上を大きく下回った。その結果、売上高は165億4900万円で同11・1%減、営業利益4億3400万円で同32・4%減となった。
 産業資材事業はウレタンが長引く消費低迷の中、車輌用で一部回復の兆しがあり、インテリア関連ではバイオマス原料を使用したエコフォームマットレスが市場で評価され、前年売上を上回った。その結果、売上高は130億3200万円で同0・9%減、営業利益8億8400万円で同2・8%減となった。
 通期の連結業績は売上高830億円、営業利益18億円、経常利益20億円、当期純利益10億円の予想。

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