不二ラテックスの第3四半期 精密機器好調で増収増益

2014年02月10日

ゴムタイムス社

 不二ラテックスの2014年3月期第3四半期連結決算は、売上高は、48億3千100万円で前年同期比1・8%増、営業利益は3億4千800万円で同27・3%増、経常利益は3億1300万円で同34・4%増、四半期純利益は1億8100万円で同30・7%増となった。
 経営成績については、中核事業のひとつである医療機器事業は、主力のコンドームを取巻く市場環境は依然厳しい状況が続いている。もう一つの主力分野である精密機器事業は、製造関連企業を中心に顧客ニーズに対応すべく積極的な製品開発と提案営業を推進してきた結果、増収増益となった。
 セグメント別では、医療機器事業の主力の国内コンドームは、継続的かつ中心的な戦略として位置づけている販売チャネルとしての大型小売店・ドラッグストア・コンビニエンスストア開拓をより重点的に推進した。常態化した価格競争に伴う価格低下圧力は依然として激しく、原材料全般の継続的な価格高止まりにより収益両面ともに引き続き厳しい展開が続いた。また、プローブカバー(感染予防製品)を中心としたメディカル製品については引き続き堅調に推移した。結果、売上高は14億6000万円で同5・3%減となった。セグメント利益は、原材料費のコストアップを生産合理化で吸収したが、売上高の伸び悩みもあり、1000万円で同78・1%減となった。 
 精密機器事業では、主力のショックアブソーバ及びロータリーダンパーは、国内市場において一部の市場を除き受注は堅調に推移した。主要な市場として位置付け、開拓深耕を続けている住宅設備関連の受注は堅調に推移し、自動車関連、家電の分野でも受注に回復傾向が見られた。海外市場では、大手取引先のある欧州の景気低迷の影響もあったが受注は回復傾向となり、前年を上回る実績となった。結果、売上高は29億4400万円で同10・4%の増加、セグメント利益は売上高の増加、生産合理化効果等により6億1800万円で同23・8%の増益となった。
 SP事業では、主力のゴム風船が主体となる販促用品市場のニーズ多様化と市場の縮小が続いた。前期より続く広告販促活動・イベント等に回復の傾向が見え、テーマパークでの集客回復等のプラス要因もあったが、ヘリウムガスの供給不足が続く中、依然として厳しい市場環境となった。結果、売上高は3億2900万円で同24・7%減、セグメント損益は2500万円の損失(前年同四半期は2500万円の損失)となった。
 その他の売上高は9600万円で同2・7%の減少となった。セグメント損益は500万円の損失(前年同四半期は300万円の利益)となった。
 通期の連結業績予想は、売上高が64億5000万円で同4・5%増、営業利益が4億1000万円で同27・5%増、経常利益が3億7000万円で同37・9%増、純利益が2億1000万円で同32・1%増を見込んでいる。

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