日本ゼオンは25年度から28年度の中期経営計画第3フェーズにおいて事業の「選択と集中」を加速し、ポートフォリオの組み換えを進める。同社が6月11日に開いた中期経営計画説明会で豊嶋哲也社長は「ノンコア事業・低収益事業からの縮小撤退・資本提携を進めるのと同時に、COPフィルムやCOP樹脂、電池材料を成長ドライバ、そしてCOP成形品、特殊ケミカル、単層CNTを次期成長ドライバに定め、第3フェーズ期間中にそれぞれ売り上げを大きく伸ばす」と強調した。
第3フェーズの財務目標は、最終年度の28年度目標売上高4500億円(26年度目標4500億円)、28年度目標営業利益420億円(同380億円)、EBITDA800億円(同600億円)、28年度目標ROE8・4%(同10%)、28年度目標ROIC7%(同6・9%)と設定した。「26年度と28年度の売上高
2025年06月15日