武田製薬 植物由来のPE包装採用

2013年06月07日

ゴムタイムス社

 武田製薬は5日、医薬品の一次包装容器(医薬品に直接触れる包装容器)として植物由来ポリエチレン製ボトル(以下「バイオマスポリビン」)を採用し、高血圧症治療剤「アジルバ錠」の同容器入り製品(500錠バラ包装)の生産を開始すると発表した。
 バイオマスポリビンは、サトウキビ由来のバイオエタノールを原料としたプラスチックを材料としているため、従来の石油由来ポリエチレン製ボトルと比較して、二酸化炭素排出量を削減することが可能となる。同社が採用するバイオマスポリビンは、ボトル原料の90%以上に植物由来ポリエチレンを使用しており、バイオマスプラマークを取得した容器。同社は、バイオマスポリビンについて、水分透過や落下衝撃物性等の機能性および医薬品の品質への影響に関する検証を行い、従来のポリエチレン製ボトルと比較して機能性の点において同等であるとともに、医薬品の品質にも影響を及ぼさないことを確認している。
 同社のCMC研究センター所長James Morley氏は、「日本において初めてバイオマスポリビンを医薬品の一次包装容器として採用した。同社は、温室効果ガスの排出量削減に努めることも企業としての重要な責務の一つと考えており、今後も環境に配慮した取り組みを推進していく」と述べている。
 同社の製薬本部長 三輪哲生氏は、「バイオマスポリビンは、環境に配慮した素材を使用しながらも、従来と同等の品質を確保できる画期的な容器であり、同社が医薬品の包装容器として本品を日本市場に供給できることは大変喜ばしいこと。環境保全に寄与するため、現在、バイオマスポリビンを採用する製品の検討を進めており、今後、同容器への切替を推進していく」としている。

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