ダイセルは11月5日、同社が発明した「高吸収で食品加工容易なエクオール発酵物」が、発明協会「令和8年度関東地方発明表彰」において、「発明奨励賞」を受賞したことを発表した。
特許番号は特許第7432053号、発明者は林素子氏となる。
今回受賞した発明は、水に溶けにくく吸収されにくい健康機能成分エクオールを、食品にも使用可能なβーシクロデキストリンに包接させることで、水への溶解性および体内吸収性を向上させた、「アクアエクオール」に関する技術である。発酵工程と包接体形成を同時に行う製造技術を確立することで、高品質なエクオール発酵物の効率的な製造を可能とした。
水溶性とすることで、配合された健康食品摂取時に効率的な吸収が期待できるほか、発酵生産時に濃度が上がるため、食品やサプリメントへの配合性向上、小型化などの飲みやすさの向上に寄与する。
この技術は、中高年層の健康維持を支援する機能性食品分野において広く活用されている。また、同社のエクオール関連商品「フラボセル」にも活用されている。
同社は今後も独自技術を生かした製品の提供を通じて、人々の健康に貢献していく。
「地方発明表彰」は優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するもので、1921(大正10)年からの歴史がある。
表彰式は2026年11月19日に宇都宮東武ホテルグランデにて行われる。
