信越化学工業の2027年3月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が1兆4206億8400万円で前年同期比10・6%増、営業利益が3859億1800万円で同15・6%増、経常利益が4151億800万円で同13・0%増、中間純利益が2869億3900万円で同11・3%増となった。
セグメント別では、生活環境基盤材料事業の売上高は5221億円で同4%増、営業利益は862億円で同16%減となった。塩化ビニルに関しては、今年5月後半、アジアと周辺地域において、在庫過多や需要鈍化がもとで一旦市況が軟化したが、7月に値上げを通すことができた。その後市況は一進一退の様相ながら安定して推移した。か性ソーダは概ね堅調だった。
電子材料事業の売上高は5777億円で同16%増、営業利益は2189億円で同28%増となった。半導体市場は、データセンターを中心とした歴史的ともいうべきAI関連投資に牽引され、大きく伸長した。それに起因して、いくつかの製品群で供給逼迫を来す状況が生じた。同社は精緻な供給対応と価格改定に取り組み、半導体材料の売上を伸ばした。
機能材料事業の売上高は2456億円で同11%増、営業利益は632億円で同31%増となった。同社の強みである高付加価値品群の販売をさらに伸ばし、それが収益改善につながった。
加工・商事・技術サービス事業の売上高は751億円で同12%増、営業利益は174億円で同28%増となった。半導体ウエハー関連容器の需要が堅調に推移し、売上を伸ばした。
通期の連結業績予想は、直近に公表されている業績予想からの修正は無く、売上高が2兆7000億円で前期比4・9%増、営業利益が7000億円で同10・2%増、経常利益が7700億円で同8・7%増、当期純利益が5250億円で同10・7%増を見込んでいる。
2026年11月02日
