東洋紡エムシーが新研究棟竣工 電子材料の研究開発を加速

2026年11月02日

ゴムタイムス社

 東洋紡エムシーは10月28日、同社堅田サイト(滋賀県大津市)に、共重合ポリエステル樹脂「バイロン」をはじめとする機能樹脂製品の新たな研究開発拠点を新設したことを発表した。新研究棟の完成を祝し、10月15日に竣工式および内覧会を執り行った。同研究棟は、2027年1月の使用開始を予定している。

 同社の共重合ポリエステル樹脂「バイロン」は、耐熱性や接着性、柔軟性に優れ、電子材料用途をはじめ幅広い分野で採用されている。近年、電子機器の高性能化や自動車の電装化の進展に伴い、高機能材料へのニーズが一層高まっている。こうした市場環境を背景に、同社は研究開発体制の強化と開発スピードの向上を目的として、新研究棟を建設した。

 新研究棟には、大型試験設備の導入を見据えたパイロット実験室を設置したほか、研究者同士の交流や、顧客・大学・企業との共同開発など、社内外との連携を意識した設計としている。社内外の知見を積極的に取り入れるオープンイノベーションを推進し、新たな技術や製品の創出につなげることで、電子材料分野における競争力強化を目指す。

 同社は、今後も、「バイロン」を用いたフレキシブルプリント配線板(FPC)向け接着剤や低圧成形封止材「バイロショット」などの開発を加速させるとともに、国内外の顧客のニーズに対応した高付加価値製品の創出に努めていくとしている。

完成した研究棟

完成した研究棟

エントランス

エントランス

執務スペース

執務スペース

実験室

実験室

竣工式で玉串奉奠を行う同社社長の藤井氏

竣工式で玉串奉奠を行う同社社長の藤井氏

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