NOK九州は10月29日、10月10日にNOK九州の社員とその家族計39人が、オーナーである熊本県菊池郡大津町の水田で、地域の生産者の方々と共に稲刈りを行い、6月に植えた稲を収穫したと発表した。
同社のグループ会社であるNOK九州は、熊本の地下水保全活動の一環として、くまもと地下水財団が実施する「水田オーナー制度」に2019年から8年連続で参画し、地域の貴重な地下水を守る活動に取り組んでいる。
くまもと地下水財団による「水田オーナー制度」は、地下水かん養域に水田を持つ生産者と、オーナー協定を結ぶ企業・団体が共に米作りに取り組むことで、水田に貯めた水が地下に浸透し、地下水のかん養を促進する制度となる。
製造過程で熊本の豊かな地下水を使用しているNOK九州の阿蘇地域4拠点(熊本工場、阿蘇西工場、阿蘇北工場、阿蘇東工場)は、地域の貴重な水資源を守るため、保全活動に取り組んでいる。NOK九州は、NOK熊本事業場時代から続く同制度への参画を引き継いでいる。収穫したお米の一部は熊本市のフードバンクと熊本ヴォルターズが主催する子ども食堂(ヴォルターズキッチン)に寄付し、地域の食支援に活用する予定となる。
6月に泥だらけになりながら植えた小さな苗は、地域の生産者の方々の丁寧な管理のもと、夏の厳しい暑さを乗り越えて立派に成長した。当日は、黄金色に色づいた稲を前に、参加者たちが協力して鎌を使った手刈りなどを行い、収穫の喜びと自然の恵みを肌で感じる機会となった。
開会式では、くまもと地下水財団の担当者が挨拶を行い、地下水保全の大切さや水田が果たす役割を説明した。8年連続で参加する参加者に感謝の言葉を述べ、「田んぼは米づくりの間、常に水を溜めているため、畑のように雨が降ったときだけでなく絶えず地下に水を浸透させ、たくさんの地下水を育んでいる。」との説明があった。
稲刈りの開催日は2026年10月10日、場所は熊本県菊池郡大津町真木地区の水田、参加者はNOK九州の社員とその家族計39人となる。
熊本市を含めた熊本県の11市町村(熊本地域)は、水道水源のほぼ100%を地下水でまかなう全国でも稀な地域となる。その地下水を保全するため、2012年にくまもと地下水財団が設立された。くまもと地下水財団は、水を大切に思う『想水』の考え方の下、熊本地域一体となった地下水量を守り、水質を維持する活動を行っている。その象徴的な取り組みの一つが「水田オーナー制度」となる。
事業主体はくまもと地下水財団、内容は、米作りを通じて水田と地下水の保全に参加する取り組みとなる。企業や団体がオーナーとして協賛し、田植えや収穫に参加する。収穫後は、栽培面積に応じたお米と、米作りにより育まれた地下水の量を示す「かん養量証明書」が渡される。


