日本触媒 海洋生分解性プラ認証  ルナーレSE-S-01が取得

2026年07月17日

ゴムタイムス社

 日本触媒は、新規開発した生分解性プラスチック「ルナーレSE-S-01」が、一般社団法人日本バイオプラスチック協会(JBPA)の識別表示制度において、生分解性プラおよび海洋生分解性プラの認証を取得した。同識別表示制度は、ポジティブリスト制が採用されており、このたび、ルナーレSE-S-01が、生分解性、および海洋生分解性合成高分子としてポジティブリストに登録された。
 同材料は、21年度から24年度にかけて参画したNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業「海洋生分解性プラスチックの社会実装に向けた技術開発事業」において、国立研究開発法人理化学研究所との共同研究により創出した高分子素材をベースとして開発したものだ。
 ルナーレSE-S-01は、包装資材によく用いられる低密度ポリエチレンに匹敵する優れた柔軟性と靭性を有するとともに、土壌や海洋といった自然環境下で完全に生分解可能な特長を備える。このため、万が一自然環境中へ流出した場合であってもマイクロプラスチックとして残留することなく分解される、環境負荷の低減に寄与する材料です。
 また、バイオマス由来の生分解性プラスチックとして広く利用されているポリ乳酸(PLA)は、工業用コンポスト環境では生分解する一方で、海洋中では分解が進みにくいことが知られているが、同材料は、このPLAとブレンドすることで、PLAに海洋生分解性を付与できる点にも特長がある。これにより、既存のバイオプラスチックの適用領域拡大や、新たな用途展開が期待される。

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