クラレは7月9日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「革新型蓄電池技術開発・高度解析」事業において、「次世代ナトリウムイオン電池の技術開発」の採択が同日公表されたと発表した。
同社は、東京理科大学を代表機関として、産学官で連携して開発を行う。
蓄電池は、2050年カーボンニュートラルの実現やデジタル・電化社会において重要となる技術であり、電気自動車、電力需給調整、データセンターなど、多様な用途において蓄電池需要の増大が見込まれている。一方、現在はリチウムイオン電池が広く用いられており、その構成材料について資源調達リスクが顕在化している。
同社は、長年にわたり電気二重層キャパシタ(EDLC)向け活性炭、負極材用ハードカーボンの開発、生産を行ってきた。活性炭メーカーとして蓄積した細孔制御技術に、電池部材に要求される物性の管理ノウハウを組み合わせ、電池の高性能化を支えてきた。同事業では、同社が培ってきた技術をベースに、産学官連携での次世代ナトリウムイオン電池の開発に寄与していく。
同プロジェクトにおける同社の開発項目は、次世代ナトリウムイオン電池の技術開発(高安全・低コスト型/定置用)として、次世代ナトリウムイオン電池用負極の開発、次世代ナトリウムイオン電池用負極の製造プロセス開発となる。
実施予定先は、東京理科大学(代表機関)、MUアイオニックソリューションズ(共同実施、三菱ケミカル)、クラレ、GSユアサ、東亞合成、武蔵エナジーソリューションズ、大阪大学、群馬大学、東京大学、東京農工大学、東北大学、早稲田大学、物質・材料研究機構となる。
2026年07月13日
