UBEが環境製品ブランドに認定 リサイクルナイロン2品

2026年03月23日

ゴムタイムス社

 UBEは3月18日、環境製品ブランド「UーBEーINFINITYR」に、新たに廃漁網を原料とするリサイクルナイロン(開発品)2件を認定したと発表した。
 認定対象は、同社および同社グループのUBE Chemicals(Asia)Public Company Limitedがそれぞれ開発した、廃漁網を活用したリサイクルナイロン(開発品)2品となる。
 廃漁網リサイクルナイロンは、廃漁網由来のナイロン6(PCR)を原料としたサステナブルなリサイクルナイロン材料となる。同社が培ってきたナイロン開発技術を活用することで、環境負荷の低減と安定した性能の両立を実現した。
 UCHAでは、工場所在地であるタイ・ラヨーン県で回収された廃漁網を原料とし、これを高付加価値素材へと再生することで、循環型社会の実現に貢献している。原料回収から製品化までを一貫してつなぐEnd to Endのバリューチェーンを構築することで、リサイクルナイロンの新たな用途拡大につなげている。現在、タイのファッションブランド「PIPATCHARA」とのコラボレーションを通じて、服飾分野での採用がすでに始まっている。
 同社ではガラス繊維強化リサイクルナイロンを開発しており、バージン材と同等の物性を維持しつつ、高いGHG削減効果が期待できることから、自動車部材や電気・電子部材といった工業用途を中心に評価を進めている。加えて、建設資材、家具、雑貨、ファッション分野といった用途特性に応じた幅広い分野への展開も計画している。
 これら開発品はライフサイクル全体でのカーボンニュートラル化への貢献を目指している。
 同社グループではこれまで注力してきた地球温暖化問題(カーボンニュートラル)に加えて、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの3つの課題に取り組み、環境に貢献する製品や技術の開発とその実用化を推進している。環境貢献型製品・技術、ソリューションをより多くのユーザーに提供し、社会全体の課題である地球環境問題の解決に貢献することにより、同社グループは2030年の目指す姿「地球環境と人々の健康、そして豊かな未来社会に貢献するスペシャリティ化学企業」を実現していく。

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