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三菱ケミカルHD 震災復旧と中計事業の説明会開

2011年06月20日

ゴムタイムス社

説明する小林喜光社長

三菱ケミカルホールディングスは14日、3・11大地震の被災と復旧状況、中計05~10年の総括および 新中計11~15年の経営課題と重点事業説明会を開催した。
説明によると、被災グループ企業は16社25事業所の物流拠点に及んだ。とくに三菱化学鹿島事業所の 石化コンビナート被害が大きく、プラントが全停止し、ふ頭が使用不能に。復旧を急いだ結果、2エチ レン系プラントが5月20日に操業再開、8月29日まで稼動を続け、月末~10月17日まで定修入りする。 1エチレン系は6月末操業再開をめざし、復旧工事中。
震災の影響は、11年3月期の合計が208億円、同12年が400億円を予想。営業利益は11年が17億 円、12年がマイナス300億円、特損は11年が225億円、12年が100億円を見込む。
今夏の電力不足については、化学系のプロセス産業は多くが自家発電を持つため心配いらない。三菱 化学も有休重油ボイラーを稼動し、4月21日から電力を東電に売電開始した。
前中計の総括は、1900億円の営業利益計画が今3月期実績で2265億円に、ROA/税前利益 6%の計画は同5・1%に。固定費削減では、水島エチレンセンター一体運営を目的に、旭化成と西日 本エチレン有限責任事業組合を今年4月設立した。
新中計では、医薬品パイプライン、白色LED照明と部材、HEV用Li電池部材、機能性コンポジット部材、有機太陽電池・部材、高機能新素材を柱に、次世 代アグリ事業、疾病治療と予防等ヘルスケア提案の創出をめざす。営業利益は12年度2300億円を15年度4000億円に、ROA8%以上、海 外売上げ比率45%以上が目標。