三井化学 「14中計」達成が現実化

2015年05月25日

ゴムタイムス社

 三井化学は5月20日、東京・汐留の本社会議室において経営概況説明会を開催した。

 同説明会には、淡輪敏社長、大村康二副社長、越部実副社長らが出席し、先ごろ発表した15年3月期(14年度)連結決算の実績と、次期業績見通し、および16年度を最終年度とする中期経営計画(14中計)の進捗状況について説明を行った。

 同社の15年3月期連結決算は、売上高1兆5500億7600万円、前期比1・0%減、営業利益420億4000万円、同68・8%増、経常利益444億1100万円、同97・2%増、当期純利益172億6100万円(前期は251億3800万円の損失)となり、減収増益となった。

 売上高については、タイの子会社SMPCの持分法関連会社への整理変更による影響などにより減少したものの、基礎化学品事業および機能樹脂事業の交易条件の改善や、基礎化学品事業の固定費削減などにより、営業利益、経常利益とも大幅に増加した。

 淡輪社長は「基盤素材の売上は、原料価格の振れで大きく変わるのであまりこだわらないが、(14中計でも掲げた)モビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージングの成長3分野

 

 

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