独ランクセス オランダのUTECHに出展

2015年04月10日

ゴムタイムス社

 独ランクセスは4月10日、2015年1月に新設したラインケミーアディティブスビジネスユニットが、オランダ・マーストリヒトで4月14日から16日まで開催される「UTECH 2015」において、ポリウレタン業界向けのプレミアム製品を展示すると発表した。

 硬質および軟質フォーム向けの難燃剤、可塑剤、架橋剤、触媒、耐加水分解安定剤、コーティング、エラストマー、シーラント、接着剤など、包括的な製品群を紹介する。

 展示の主な見どころは、新たに開発された革新的なリン系ノンハロゲン難燃剤の2つの新製品。これは、低フォギング性(曇価)、低スコーチ性(焼け)が特長で、家具や自動車産業向けの用途に最適。新製品の一つ「ディスフラモール TP LXS 51092」グレードは、主にポリウレタン軟質フォームとエラストマー向けに開発された。もう一つの新製品である「レバガード TP LXS 51114」は、特に軟質フォームに適している。この2つの新しい難燃剤グレードは、ポリエーテル軟質フォームだけではなくポリエステル軟質フォームにも使用できる。

 「レバガードTP LXS 51114」で製造されたフォーム(発泡体)はドイツ自動車工業会による厳格な規格VDA 278(自動車の非鉄金属材料に関する揮発性有機化合物の測定法)にも準拠している。

 同社の定評ある反応性難燃剤「レバガード4090 N」は、プロセス最適化によって改良された品質で提供できるようになった。酸価、含水量がより低いことで、特に硬質ポリウレタンフォームの製造において優れた加工適正を確保する。さらに、同社は非フタル酸系可塑剤「メザモール」製品群を同展示会で初めて展示する。これらの製品は、ポリウレタンシーラントの製造に理想的で、さらにはポリウレタン処理装置の洗浄剤としても使用できる。

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