フコク物産 新年賀詞交歓会を開催

2015年01月26日

ゴムタイムス社

 フコク物産の新年賀詞交歓会が1月21日、東京・高輪の品川プリンスホテル・メインタワーで開催され、取引先、商業者代表ら約170名が出席し盛大に行われた。

 冒頭、あいさつに立った木部美枝社長は「昨年の円安や原油高などを背景に、大企業を中心に好成績を見込んでいるようですが、我々レベルでは厳しさだけが残っており、大きなギャップを感じております。主力の自動車は海外へ生産をシフトしたことにより、国内は生産・販売とも低迷しています。また事務器などもやや底打ち感はあるものの、自動車以上の海外シフトが定着しております。その中で、物流事業では、昨年の春に山形に第2倉庫を竣工いたしました。私どもは従来型ビジネスを大切にしつつ、開発型商社として、医療、介護などにも力を入れていきます。
 一方、海外事業では、昨年海外で一番最初に設立した香港の会社が20周年、インドネシアは15年を迎えました。しかし、事業環境の変化から、中国東莞のFUKOKU―SPEEDTECHCO.,LTDはクローズいたしました。このような状況下ですが、海外事業は全体的に利益貢献しております」と昨年を総括した。

 「今年6月の69期は新中期経営計画のスタートの期にあたり、現在策定中です。現在では、68期の上半期が終了し、業績は大変厳しく、下半期は上半期を挽回していく努力をしていきます。そこで2015年のスローガンは「スピードとチャレンジ、情熱と考動で新たな変化」を掲げました。この考動は考えて動くという字を当てはめています。現在、世の中は内外を問わず、目まぐるしい勢いで変化を続けています。その変化に追随するスピードとそれに立ち向かうチャレンジ精神が大切だと考えております。創業当時の情熱を持ち、常に考えて行動する。そして、皆様のお役に立たせていただきたいと思っています」と抱負を述べ、続いて同社長が乾杯の音頭を取った。

 和やかな懇談が続いた後、住友理工㈱の松井徹取締役専務執行役員が中締めを行い、祝宴を締めくくった。

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