【ゴムシート特集】 東北ゴム 組織改編により営業力強化

2014年06月21日

ゴムタイムス社

東北ゴム 組織改編により営業力強化

 

 東北ゴム㈱(仙台市宮城野区・大西正哉代表取締役社長)は日立金属グループの一員として、工業用ゴムホースおよびゴムシート、エスカレータ用ハンドレール、OAローラなどの製品を提供している。

 同社製品の販売およびサービスは日立電線商事㈱内で4月1日に新設された工業用ゴム統括部・工業用ゴム営業部で統括管理することになった。日立金属グループとして工業用ゴムに力を入れて取り組んでいくための改編であり、顧客に対してもさらに判り易い営業活動が展開できるものとされている。

 13年度(14年3月期)のゴムシート事業の業績については、第1四半期に震災復興需要が本格化すると期待したものの、実際の需要は低調に終わった。第2四半期以降は株高や円安が進んで企業の業績が回復したことから、保守・更新の需要が動き出して持ち直した。また、消費増税前の需要増加もあり、その結果、売上・利益とも前年度を上回った。

 環境対応シートでは、同社は07年に「東北ゴムECOカルシート」を発売。塩素等のハロゲン物質やフタル酸類等を含まない製品をすでに揃えている。今後も顧客からの要望や市場の要求に合わせ、環境対応製品を供給していく方針だ。

 14年度の見通しについては、今年は消費増税の反動減が懸念されたが、4月はまずまずのスタートが切れた。第2四半期以降にピークがあると見られ、通期では前期の実績プラスアルファを目指している。

 製品開発に関しては、

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